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魔拳、狂ひて  作者: 武田道志郎
第六話『魔拳参上』
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魔拳参上 二十

 柳善の策略により、衛は義満・康治郎と闘うことに。

 両者共に、洗脳術によって恐怖の感情を奪われており、衛に対して臆することなく猛攻を仕掛けて来る。

 衛はこれに対し、対等に渡り合っていくのであったが───

15

「ふむ・・・中々やりますね・・・。少々見くびっていたようです」

 康治郎の顔面に飛び膝蹴りを叩き込む衛を見ながら、柳善はそう呟いた。

 手を当てている口元には、相変わらずにやにやとした笑みが浮かんでいた。


 柳善が施した洗脳術と強化術によって、義満と康治郎は、恐怖という余計な感情を捨て去り、身体能力が格段に強化されている。

 正直なところ柳善は、自分達の手によって魔拳は為す術なく敗れ去ると予想していた。

 しかし実際には、魔拳は彼らと対等に渡り合っていた。

 否、もはや魔拳は、彼らを圧倒しつつあった。

 予想以上の戦闘技術、そして身体能力であった。


「しかし───魔拳よ・・・あなたの拳は、私には決して届かない。あなたが敗れるのは、もう決まっていることなのです」

 そう呟き、柳善は口の端を吊り上げた。

 それと同時に、義満の右頬に、衛の後ろ回し蹴りが直撃していた。

「やれやれ・・・情けない妖怪達ですねぇ。折角私が力を与えてあげたというのに・・・」

 柳善が苦笑する。

 その表情に、焦りや不安といった感情はなかった。

「どれ───少しばかり、手助けをしてあげましょうか」


 次は、火曜日の午前10時に投稿する予定です。

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