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魔拳、狂ひて  作者: 武田道志郎
第五話『市松人形の呪い』
38/310

市松人形の呪い 一

1

 許すまじ――。

 断じて許すまじ――。


 あのようなことが起こらなければ……!

 あのような不届き者が、『あれ』を盗まなければ……旦那様はお亡くなりにならなかったものを……!

 旦那様だけではない……! 奥様も、あのような悲しき最期を迎えることもなかったのじゃ……!


 旦那様も奥様も、既に仏となられた……。

 出来ることなら、わしも今すぐ、お二方の下へと旅立ちたい……。

 じゃが、『わし』は……。

 わしはまだ、この世に生を繋ぎ止めておる……!

 この怨みを晴らさずに、あの世へと旅立つことが出来ようか……!!


 旦那様、奥様……見ていてくだされ……。

 わしが必ず、『あれ』を取り戻してご覧にいれましょうぞ……!


 そして必ずや、あの不届き者めに、然るべき報いを……!!


 次回は、火曜日の午前10時頃に投稿する予定です。

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