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其の壱

よぅよぅそこのお侍さんよぅ、一寸うちの見世(みせ)へ寄ってみねぇかい?

請之屋って言やぁ吉原で一・二を争う大店よぉ!

…えぇ?聞いた事なんかありゃあしねぇって?


…あっはっはそりゃそうか、大店は大店でも大通りにゃあ構えてねぇし、

手広く宣伝もしちゃあいねぇ。

お侍さんが聞いた事ねぇっちゅうのも道理だわなぁ!


まぁでも大店っちゅうのは嘘じゃあねぇ。

うちの花魁、格子のお苑とおゆらに始まってぇ、

太夫の葛城太夫の三本柱にゃ上様を始め大名の方々もぞっこんよぉ!


…で、何で貴方様に声をかけるのかって?


いやぁだってよぅ、背中に何か憑いてるじゃねぇかって様子の暗い顔で、

天下の吉原を歩いてるなんて勿体無ぇじゃねぇかよぅ。

解決してやりてぇじゃねぇか。


…え?遊女如きじゃ解決できねぇだって?


おぅお前ぇさんよぅ!うちの遊女を馬鹿にすんなぃ!

こうなったら一先ずうちの見世に来なよ!


お前さんの悩みなんかちょちょいのちょい!ってもんさぁ!

うちの遊女はそこらの遊女と比べもんにならねぇくらい凄ぇ粒揃いなんだからよ!





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