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王様の付き人  作者: 水無月綾
第一章 少年、付き人になる
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この国のこと

魔界『ダグレッド』

暗い紫色の空がどこまでも続く世界だ。


この世界では、たくさんの悪魔や魔物たちが暮らしている。

日常に満足し安定した暮らしをしている者もいるが、ずる賢くなにか悪さをしようと企む者もいる。

魔界を束ねる力を持っているのは、魔王のみ。

その力を求めて、多くの悪魔が魔王の座を狙っている。


大都市『デルケント』

魔界『ダグレッド』の中心に位置する大都市だ。

暮らしている者たちの貧富の差はあるが、気候も安定しており住みやすい。


『デルケント』の中心に、魔王城は建っている。

名前の通り、ここでは魔王が暮らしている。

長い歴史の中で、何代もの魔王が誕生し、魔界を支配してきた。

しかし、魔王一人の手でこの大きな国を治めるのは至難の業。

そこで誕生したのは、魔王を守るための騎士団。

魔王城では、魔王を守るため騎士たちが日々活動している。

魔王の座を狙おうと、多くの悪魔たちが狙っている。

常に命の危機にさらされているのだ。

それを阻止するために、騎士団は存在する。

世界の各地にも騎士団は存在する。

魔王の目が届かないところにも騎士団を置くことで、見落としがちな火種を潰すことができるのだ。


騎士団は、三つの大きな部隊に分かれている。

戦闘部隊、治癒部隊、開発部隊だ。

その中に、特別な部隊が存在する。

部隊と言っても、大人数ではなく、たった一人が所属する部隊だ。

それは、「付き人」と呼ばれている。

魔王の側にいつでも付き添い、まわりの世話をするのが仕事だ。

もちろん護衛も兼ねている。


この話は、その「付き人」になった少年が、日々奮闘する物語である。

しかし、少年はまだ、自分が「付き人」になったことを知らない。

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