↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
剣と魔法の異世界で、最弱の俺は『きのこ』を極めます。~28歳フリーター、異世界で成り上がる~  作者: リーさん


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
6/19

第6話 誤解が解ける2人だった

草葉をかき分けた先には、おびただしい数のマラルフロッグの群れがいた。


「おいおいマジか、」

「嘘でしょ、この数」

「全員気を抜くな、もし打ち漏らしが出れば近隣の村が襲われる」

「〝了解〟」


ミリアが呪文を唱え始めた。


「〝サイレント・ドーム〟」


黒い魔法陣が杖の頭から現れ、マラルフロッグの群れと俺達を薄黒い壁が囲った。

外の草木の揺れる音が一切聞こえない。


「さぁ、いくわよ!」

「よし!〝マーシャル・レイン〟」


トロイが空に向かい1本の矢を放った。その瞬間、青白く巨大な魔法陣が空中に出現した。

1本の矢が分裂し、大量の矢がマラルフロッグの群れに降り注いだ。


「マートン、残りを片付けるぞ」


ヴァールさんとマートンが、残りを一掃した。


「これで最後か?」


メンバーが一息付いた。

その瞬間、〝サイレント・ドーム〟が解けた。

すると、攻撃から逃れたマラルフロッグが草陰から外へ向かい走り始めた。


「(打ち漏らしだ!このまま逃がしたら村に被害が出る!)」


誰も気づいておらず、いい所を見せるチャンスだと思い、俺は急いで霧吹きとゴム手袋を出して追いかけた。


「タカノリ?どうした」


トロイの言葉に耳もくれず、目の前の事に必死だった。


「(俺だって一体くらいは....!)」


ゴム手袋をはめ、麻痺ダケを霧吹きにセットした。


ピコンッ


《【一般級:霧吹き】に麻痺が付与されました》


マラルフロッグに追いつき、身体目掛けて打った。


シューー…

マラルフロッグの動きが止まった。


「大丈夫かタカノリ!」


後ろからトロイとマートンが心配して来てくれた。

皆は止まっているマラルフロッグを見た。


「痙攣している?」

「お前がやったのか?タカノリ」


2人が不思議そうに俺を見た。


「はい、この霧吹きで麻痺させました」

「霧..吹き....?」

「変わった武器使ってるんだな」


ザシュッ…

ヴァールが麻痺しているマラルフロッグに、剣を突き立てトドメをさした。


「お手柄です、タカノリさん」


ヴァールはニコッと笑った。

任務を完了し、俺たちは王国に戻った。

宿に行く前に酒場で打ち上げをしていた。


「しっかしやるなぁ、タカノリ!俺ぁ初めから出来るやつだって気づいてたぜ〜」

「ちょっとトロイ飲みすぎ〜酒臭!」


トロイは酔いがかなり回っていた。


「タカノリさん、ちょっといいですか」


席を立ち上がりながら、ヴァールさんが俺を外へ連れ出した。


「....むー、ちょっとトイレに」

「ミリア、ほっといてやれ」


マートンが、ミリアがヴァールたちの元へ行くのを止めた。


「そうよミリア、ここで話しにくい内容だから2人でで行ったのよ」

「わかったよぉー...」


ミリアは不貞腐れながらオレンジジュースを飲んだ。

ヴァールと孝典は2階のテラスに来た。


「タカノリさん、すみませんでした」


急に頭を下げるヴァールに孝典は困惑した。


「え、、ちょ!やめてくださいよ」

「僕は、タカノリさんが試験に本気で挑まれていたにも関わらず、あんな失礼なことを.....」

「俺は気にしてませんよ、むしろ謝りたいのは俺の方です。あんな結果だったのに同行までさせてもらってありがとうございます」


ヴァールは夜空を見上げた。


「知っておいて欲しかったんです。冒険者がどんなものなのか、タカノリさんは穏やかで優しい人です。でもそれではいつか痛い目を見る。だから同行の許可を貰ったんです」

「ヴァールさん....」

「さて!誤解が解けた所で戻りますか。ミリアが退屈しているはずです」

「あははっ、それもそうですね」


俺たちは皆の元へ戻り、食事もそこそこにして宿に向かった。

その夜はそのまま眠りについた。


(つづく)

==================================

《ステータス》

・三田 孝典 (みた たかのり)

・レベル2

・F級冒険者

・【固有職業:きのこマスター】

・【一般級:霧吹き】

【一般級:ゴム手袋(薄手・ピンク)】

・【ウィンドウ】【マップ:レベル1】

【会話:レベル1】

==================================

最後まで読んで頂きありがとうございます!

応援、コメントして頂けると励みになります!


〝ヴァールとのわだかまりが消え、信頼関係を築いて行けるのか!〟


次回お楽しみに!

(*・ω・)*_ _)ペコリ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。