公正ポイントの購入について
5月19日のなろう公式ブログに端を発した『不正ポイント問題』に関して、まっとうな意見やポジショントークがだいたい出揃ったようなので、そろそろクレイジーな提案をしたい。
なろうでは(本気で書いた)小説を投稿しなくなった作家の、無責任な戯言として、楽しんで頂ければ幸いである。
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今回の一件で、『評価ポイント』をお金で買いたい人がいる――そういう市場があるということが判明した。
だったら、もういっそのこと、公式がポイントを売ればいい。
例えば『購入ポイント』という名前で、1ポイント=1円で売るのである。
『購入ポイント』は『評価ポイント』と互換性を持たせる。そして、ここが重要なのだが――ランキングを分ける。
かつて『異世界転生・異世界転移ジャンル』を独立させたときのようにすればいい。
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作者は作品ごとに、「購入ポイントを受け取るか否か」を選択する。
そして、「受け取る」を選択した作品群のジャンル別ランキングと、「受け取らない」を選択した作品群のジャンル別ランキングを分離する。
聡明な読者諸氏はもうお気づきだと思うのだけれど、ここで僕が提示しているのは、読者が(或いは、読者も)ポイントを購入できるようにしてくれ、という話である。
そういうシステムがあったらなあ、という話をしている。
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ぶっ飛んでいると言われそうだけれど、『ノベルアップ+』というサイトには類似のシステムがある。
また、畑違いではあるけれど、「ツイキャス」という配信サイトでは『アイテム』の数によってランキングが決まるのだが、この『アイテム』は課金すれば誰でも購入できる――配信主も含めて。
そして、「誰がいくらのアイテムを投げたか」がわかるようになっており、配信主への「貢献度」もランク付けされる。
「ただで読んだ読者たちが選んだ作品第一位」よりも、
「読んだ人がお金を払いたくなった作品第一位」のほうが、僕は魅力的に感じる。
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本編は以上です。
最後に……。
利用規約の第14条「禁止事項」に、
『第23項:その他、当グループが不適切と判断する行為』
が存在する以上、「どこまでが規約上OKなのか」みたいな真面目な議論をするのは無意味である、というのが僕の意見です。
逆に運営さんも、複垢とか相互評価とか、その辺も、それこそなろうの創設以来、取り締まりきれていないみたいだし。
いっそのこと、ランキングN位をオークションにかけて、儲けるとかさ。
みんな、もっとクレイジーにやったらいいのに。