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19 異世界から帰ります! 1

おはようございます。



とうとう帰国?日になってしまったな。

1週間…いろいろあり過ぎてもっといた様な気がする。



帰りたく無い……

出来ればもっとこっちで遊んでいたい。



だが俺も向こうで責任ある立場、そういう訳にはいかないよな。

こっちの物を買いに来るって名目で、また来るのって駄目だろうか?



一応、半年後くらいには来る予定だけどね。

ヤータ様達にお願いしたら往復切符(※1)増やしてくれないかな?



帰りは夕方だから、それまでにいろいろやり残した事をしておかないと。

とりあえず朝の修行してからだ。



――――――――――――――――――――――――


朝食後…今日は1人で公明と通っていた小中学校を見に行った。

俺が通っていた高校はここからだと少し遠い。

最近、近くの高校と統合されて廃校になったそうだ。

公明は神主を継ぐ事が決まっていたから、高校は宮都にある全寮制の専門の学校に行った。



かなり厳しいところで、携帯の持ち込み禁止。

たまに電話か手紙で連絡を取るくらいだった。



普通に連絡が取れる様になったのは俺が大学生になり、公明が神主の修行から帰って来たくらいだ。



それはともかく俺は今、薬局に向かっている。

何故なら向こうに戻ったら確実に胃薬が必要になるからだ。



ポーラルタオの現王太子(第二王子)の側近の中に入らないといけないと思うと、今から胃が痛い。

保証期間は3年。

だがヤータ様から貰ったアイテムボックスに入れて置けば、時間が経たないからいつまでも使える。



魔法があるんだから『回復魔法を使えば良い』と思うだろう?

アレ、実は怪我などには使えるけど病気にはあまり使えないんだよ。

病気まで効果のがある『回復魔法』とかになるとヒール4以上だ。

問題はそれを教会に頼むと大銀貨1枚(日本円で約10万円)はかかる。

ただの風邪にそんなに金はかけられない。



だから、病気は主に薬で治している。

ユイナーダ王国は稀人(まれびと)が持ち込んだ製薬技術もあって、薬の輸出もおこなっている。



もちろんポーラルタオ王国も、独自の製薬技術を持っている。



今回せっかくこっちに来たので、向こうでも使えそうな医学書も数冊手に入れたが翻訳が大変そうなので、ライフワークとして少しづつしていこうと思う。



ヤータ様達にお願いしてみたけど、植物の持ち込みは禁止だそうだ。

たまに他の世界から落ちて来る物もあるそうだが、そういうのは何故か異世界に悪影響を与えないそうだ。



当然、元の自生地と近い環境に生えているので、知っていれば便利だという事だな。

当然植物図鑑も持って帰る。



とにかく今は胃薬の購入して、それから『愛コーヒー』でランチだ!



―――――――――――――――――――――――


※1


ヤータ様からお詫びに貰った《異世界転移往復切符》




感想など書いていただけると大変嬉しく思っています。

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