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13 異世界に行って来ました! 1-13

(帰国3日前)



ここに来てからの日課である朝の修行を済ませて、朝食を食べていると薫さんがとんでも無い事を言い出した。



「昨日から神社を見張っている人がいるの知ってるでしょ?」



知ってた。

ヤマさん達と違ってど素人だからな。



「入って来られても面倒だから、結界で入れなくしといたわよ。

『謝罪をしに来た。』って雰囲気じゃないし… 。」



ですよねー 。

『結界で入れなく』ってサラッと言うところが、流石はお狐様の娘だよな。



案の定、境内に入れず周りをうろうろしているモンペアを発見。



「化かすのは得意なのよ♪」



お狐様だからね。



せっかくヤマさんが諦めてくれたと思ってたのに、今度はモンペアかよ……



「そうだわ♪

私が貴方に化けてあの人達を引きつけといて、その間に用事を済ませて来れば良いのよ♪」



と凄く楽しそうに薫さんが提案して来た。

公明はそんな俺達の話しを聞いて、呆れた表情をしていた。

なるほど!その手があったか!!

この世界の人間は妖力や神通力や魔法が、実際に使えるとは思ってないから、こっちはやりたい放題だ。



薫さんの言葉に甘えて、俺は転移スキルで都内にいる首藤の自宅の最寄りにある、喫茶店の近くに転移した。



実はこの前、都内に行った時にここの喫茶店に行っていたのだ。

今日、首藤は仕事が休み。

いつも通りなら、もうすぐここへコーヒーを飲みに来るはず……



10分程すると予定通り首藤が店に入って来た。



「何時もの…… 」



その言葉でマスターがコーヒーを入れ始めた。



『いつもの…… 』



俺も言ってみたい……

まぁ向こうに帰れば、何も言わなくても俺付きの執事が、その日の俺の体調や気分を察して紅茶を煎れてくれるけどな。



それとこれとは違うんだよなぁ。



それはまぁ置いといて、今日は一日首藤の様子を見てどのタイミングで向こうに落とすか決める事にする。



「すいません。注文良いですか?」



「はい。」



「ブラジルとワッフルをストロベリーソースとアイスクリーム添えでお願いします♪」



暫く待っていると注文のしたメニューが届いた。

向こうの世界でも俺の大好物のワッフル♪

帰れば食べれるとはわかっていても、あるなら食べたい♪♪



どうしても食べたくて、公爵領の鍛冶屋に頼んでワッフル用のフライパンを作ってもらった。

今では俺の朝の定番料理だ。



コーヒーにワッフル最高だよ!!

ユイナーダでもコーヒーは紅茶の倍の値段はする。

残念ながら家の執事はコーヒーを煎れられないのだ。




そうしている間にも、首藤は優雅にコーヒーを飲みながら、ノートパソコンでマーケティングをしているのかと思っていたが、どうやら違ったみたいだ。



スキル【鷹の目(※1)】で覗いてみた。

本当はこんなに近くで使うスキルじゃないから、凄く見づらい。



今度、【小鳥の目】とかあるのかヤータ様に聞いてみよう。



とりあえず、首藤が見ていたのは何かというと……

明らかに隠し撮りした女性の写真だった。

もしかしなくてもヤバイやつ?







※1


ファンタジー小説では定番の俯瞰スキル。

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