2 異世界に行ってきました 1-2
すみません!
寝ぼけて他のシリーズの方に投稿していました!
逆異世界転移中!
ジョナサンの愛称をジョンからネイサンにしました。
ネイサンの容姿を追記しました。
俺と【乙女ゲームヒロイン】が転移したのは運良く、前世で住んでいた町の隣り町だった。
まさかこんな近くに、転移スポットがあるなんて!
しかし…この時間にデパートは開いてないよな。
とりあえず、この辺りのコンビニで食料の確保してから今夜の寝床を探すか……
確か近くにインターネットカフェがあったはずだ。
因みに今の俺はどう見ても金髪に紫紺の瞳の外国人なので、もし前世の知り合いに会っても、絶対バレない自信がある。
こっちに来る餞別にヤータ神様から貰った、アイテムボックスになるスーツケースを押しながら、公園から移動した。
公園から1番近いコンビニはまさかの【乙女ゲームヒロイン】マリンのバイト先だった。
彼女に姿を見られていないから大丈夫だと思うけど……
そう言えばさっき『今からならバイト間に合う。』とか言ってたな。
「いらっしゃいませ〜。」
「……………… 。」
店長に絞られた後なのか、多少ぎこちない対応だ。
だが知った事ではない。
まず入ってすぐの場所に置いてある、スポーツ紙の日付けを確認。
《英弘5年4月23日》と書いてある。
という事は俺が死んでからちょうど3年くらいか……
父さん母さん…どうしているかなぁ……
心配だが会っても解らないだろうし、『実は異世界転生しました。』だなんて言えない。
まぁとにかくインターネットカフェに行かないとな。
コンビニで前世の俺の好物だった、もちろん今も好きだが向こうには無い【ういろう】と【バナナ大福】とあの炭酸飲料、スポーツ紙を購入して店を出た。
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「嘘…だろ?更地?
ネットカフェ何処行った?!」
あてにしていたネットカフェが無くなっていた。
まいったなぁ、この辺りで他に宿泊できる所なんて無いんだけど……
面倒だがコンビニに戻って、他に宿泊できる所がないか、聞いてみよう。
俺は本当に仕方なくスーツケースを押しながら、コンビニに戻って来た。
ところがどうも、タイミングが悪かったらしい……
店からナイフを持った男が飛び出して来たのだ。
コンビニ強盗!?
俺は咄嗟に犯人の手からナイフを叩き落とし、蹴り技でのした。
向こうの世界で18年間育った俺に、この程度の事は造作も無い。
あ!ヤバい…何時もの調子でつい倒してしまったが死んで無いよな?
過剰防衛だとか言われても困るし……
コンビニからの緊急通報で、近くの交番から警察官が到着した為、この場を離れる訳にも行かなくなった。
一応、ヤータ神様が用意してくれた【偽造パスポート】とか【偽造身分証】は持っているからそっちの方は大丈夫だと思うが、こんな時間にこんな所に居た理由を考えないと……