どうやら俺はただのモブではなかったらしい、フラグは折る為にある！

第三章 ズーラシアン王国編

3 【聖女と♡聖獣騎士団】1-1

【聖女と♡聖獣騎士団】略して【モフナイ】。

この話しは例によって例の如く、聖(・)女(・)が

ズーラシアン王国の王宮に来たところから始まる。

主な登場人物は……

メイン攻略対象は第四王子ライガ殿下。

獅子の獣人。

第(・)五(・)王(・)子(・)の(・)タ(・)イ(・)ガ(・)殿(・)下(・)。

虎の獣人。

宰相の子息で公爵家嫡男のカール。

豹の獣人。

騎士団長の子息で侯爵家次男のリンネ。

ジャガーの獣人。

A級冒険者で実はポーラルタオの公(・)爵(・)令(・)息(・)ランディー。

タイガ殿下の婚約者で悪役令嬢のトラミ伯爵令嬢。

猫の獣人。

そして、聖女マリン。

突然異世界から聖なる森に落ちて来た彼女と5人の攻略対象が繰り広げるラブバトル。

逆ハーレム有り。

と、ここでもうシナリオと齟齬が生じている。

ランディー以外の人物は全員40代(オッサン)で妻子持ち。

ランディーも公爵令息ではなく平民。

タマ嬢という婚約者もできた。

どうやらまだ、聖女マリンは現れていない様子。

来たところで、攻略対象者とかなりの年齢差(ランディー以外)になるな。

元のシナリオと設定が、これだけかけ離れているのにシナリオ通りに動こうとしたらライブラ伯爵の説通り、《お花畑》か《電波》という事になる。

俺達がこちらに滞在しているうちに、解決できると1番問題が少ないんだが……

とりあえず、タイガ殿下にはライブラ伯爵のレポートを渡して置いた方が良いだろう。

良かった持って来ておいて。

『きっと何かの役に立つ、持って行くべき…… 。』

と言って餞別に渡してくれた、ケイト先輩に感謝だな。

それにしても、ここまで元のシナリオからずれていると何が起こるかまったく予想がつかないな。

しかも残念な事にアイラの奴、この【モフナイ】を殆どクリアできていなかった。

1番楽なリンネしか攻略できていなかったんだ。

本当に役に立たないな……

まぁここが【乙女ゲームの舞台】と思い出してくれただけでもマシか。

どうやら小説版や漫画版もあるらしい。

何とか手に入らないかな？

！！！

あったじゃないか！

神様から貰った《異世界転移券11枚綴り》が！！

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加筆修正終わりました。