第三百八十六話 ぼっち妖魔は突っ込まない
GIF画像遊び、
今回のモデルはアフロスさんです。
以前の画像では髪がよく映ってなかったのでこんな感じですよと。
・・・どうやってこの巻き巻きヘアー作ったんだろう・・・・自分でも覚えていない。
こないだ、youtubeで髪型作り方の紹介見させてもらったけど、
あんな作り方があったとは・・・。
うーん、表情固いなぁ・・・。
もう少し気分出してもらえませんか?
後程撮り直しを・・・。
アフロディーテ
「人使い荒いですね・・・。」
<視点 麻衣>
・・・えっと、
もう、話はじめていいのかな・・・。
いいよね?
建物の正面玄関前には、凄く豪勢な法衣を身につけた二人の男女・・・
うわ!
イケメンマッチョのおじさんと、凄くスタイルのいい美人お姉さんと・・・。
当然二人ともハイエルフなので耳はとんがってる。
あたし達の来訪ににこやかな笑みを浮かべていると思ったら・・・。
「父上! 母上!!」
タバサさんが馬車から飛び出した。
え? あれタバサさんのご両親!?
若っ!!
特にお母さんなんか見た目、タバサさんとそう変わらない、
姉妹だと言われても何の疑問も持たないレベルだ。
おお、滅多に表情を崩さないタバサさんが、あんな無邪気な笑顔で・・・。
「話は聞いたぞ、タバサ、よくやった!」
「・・・本当に、あなたは私達の自慢の娘だわ・・・!」
二人に親指立ててから、タバサさんはご両親に抱きついていた。
久しぶりの親子の再会に、
ケイジさんは気を遣ったのか、ゆっくりと馬車を降りるみたいだ。
あの人はこういう時、いつも暖かい目をするよね・・・。
「・・・おお、ケイジ殿!
娘が世話になったようだ、本当に礼を言う・・・。」
「気にするな、
こちらもタバサの回復術には何度も命を助けられた。」
「まぁまぁ、あなたが狼獣人のケイジさんね?
タバサの母のウギスダーニャよ、よろしくね?」
タバサさんのお父さんはこの中央神殿の神官長で、名前はアラハキバさん。
・・・お母さんがウギスダーニャさん、か。
後で聞いたけど、タバサさんのお父さんは、ご家庭内だと奥さんのことをダーニャと呼ぶらしい。
そのままだと長ったらしいものね。
そんでお母さんは旦那さんをハキバって呼ぶんだって。
夫婦生活はさぞ甘々なことだろう。
ん?
いや・・・外国っていうか、異世界なんだから、
あたしから見て変わった名前なんて当たり前なんだけど・・・何か引っかかるような・・・。
これ、前にもあったな・・・。
この感じ・・・。
確かキリオブールの街で、ゴッドアリアさんのご親族に会った時の・・・。
いや、それじゃない。
それよりもアークレイの領主さんの館で、ベードウーア王国の王族の人たちの名前を聞いた時と同じような・・・。
あれ?
そういえば、ベアトリチェさんの所にいた結界師の人もハイエルフだったよね?
・・・時計回りで・・・時計回りっていう意味はわかりますよね?
オスカさん、
タバサさん、
ウギスダーニャさん、
そしてアラハキバさん・・・。
どうあってもツッコミを入れて欲しいのかハイエルフは!!
・・・いや、あたしは何も気づかなかった!
ロマサガの七英雄のことなんか何も知らない!!
事件は何も起きてないぞ!!
さぁ、会談の席に向かいましょう!!
「・・・ここ2、3日から、生まれてきた子たちの祝福を願う参拝客が増え始めてね、
間違いなく、君たちの活躍のおかげだと思っておったよ・・・。」
「それは良かったな、
現地でもとを断つ形にはなったが、実際に効果が現れてるのかは街に戻らないと分からなかったからな。」
アラハキバぱぱとケイジさんで和やかな会話が始まる。
あたし達が入った中央神殿の中を案内されて、広い会議場のようなところに落ち着いた。
・・・うおおおおおお。
その部屋の真ん中には、周りに椅子を置けば20人ぐらい座れそうなほどの円卓。
いや、よく観光地の山小屋でたまにみかけるような、大木をまんま輪切りにしたようなとんでもないヤツ。
それが、縄文杉とかそんなレベルの。
さすがハイエルフ、森都の名前は伊達じゃない。
それにしてもどうやって切り倒したんだ・・・
あ、これも魔法使えばどうにかなるのか。
そしてあたしたちはそのテーブルの周りに椅子を並べる。
メンバーはあたし達冒険者パーティー、
ホスト役の森都ビスタール中央神殿神官長アラハキバぱぱ。
その隣に補佐役で、うぐい・・・じゃなくてウギスダーニャまま。
ウギスだからね、薄着でもないからね、間違えちゃだめだよ?
ちょうどその正反対側に魔法都市エルドラから、エルドラ神官長フリードマンお爺さん、
魔法兵団長ノードスおじさん。
ちなみに部屋の入り口近くの壁には、
護衛のような長い杖を持った警護役の人が二人いる。
これで全員かと思ったら、上座が空いてるね。
誰が他に来るのかなと思ったら扉の方から声がかかった。
「教皇ナイトポーリィ猊下ご到着です!!」
教皇!?
一番偉い人じゃないですか!!
案内役の耳の長い神官の人が恭しく頭を下げて、
白いひげを胸元まで垂らせた豪勢なお爺ちゃんが入ってきたよ!!
エルフの人たちがみんな起立して出迎えてるので、あたしたちも空気を読んで立ち上がっておきましょう。
・・・メリーさんも、問題ないよね。
静かすぎて怖いけど。
後で教えてもらったのだけど、
神官長のアラハキバぱぱも、フリードマンお爺ちゃんも自分たちの街の神殿のトップで同格。
けれど教皇は、エルフ五大都市全ての神殿の長であるそうだ。
もちろん、教皇というだけあって、それぞれの街の政治には直接関わることもないのだけど、エルフ全体に影響のある事案には必ず乗り出してくるという。
当然、以前アークレイの領主さん達の前で発表した、「蒼い狼」がエルフの公認を受けたという話は、この教皇様の承認があって出されている。
・・・それにしても、にっぽ・・・じゃなくてナイトポーリィ・・・
なんんとなくだけど、タバサさんとウギスダーニャままの中間の・・・いえ、血縁者の匂いがしますよ!
「ん、母上の母上の父上、すなわち私のひぃお爺ちゃん。」
とんでもないエリートお嬢様じゃないですか、タバサさん!!
まぁ、教皇の地位は当然世襲ではないそうだけど。
エルフ五大都市の各神殿の有力者で数年ごとに持ち回りに近い形で選出するんだって。
根競べ?
昨晩もそうだったけど、小難しい話にあたしはついていけませんので、
流れは主だった人と、ケイジさんカラドックさんにお任せしています。
あたしとかは自己紹介で軽く挨拶したぐらいです。
まぁケイジさんが話の流れで、あたしが異世界人であることや、ユニークスキルで魔人を無力化した話をしてくれて驚かれたけど。
「伊藤麻衣殿・・・か、
我らエルフの神官や魔術士にも劣らぬ魔力を有しておるな・・・、
しかし妖魔とは・・・。」
全然軽い紹介じゃなかった。
精神障壁もステータス隠蔽もかけていたのに、あっという間に見抜かれちゃいましたよ。
さすが教皇の肩書は伊達じゃない。
「普通なら大騒ぎすべきなのだろうが・・・そちらには魔族のお嬢さんもいるようだし・・・。」
ハイエルフって特に排他的だそうですからね。
「さらには意志あるゴーレムまでもパーティメンバーに・・・。
くくく、これはエルフの純血がなどと宣う者どもに見せてやりたいものだな。」
お?
教皇のお爺ちゃんは革新派なのかな?
カラドックさんが代表して聞いてくれたけど、教皇の立場としてはそれについて口を大にして言うつもりはないそうだ。
「エルフの独立性、希少性の価値を高めるには、排他的になるのも必要なことではある。
そもそも、ヒューマンとて魔法を扱う存在を望むに、その人材をエルフから求めるものも多いであろう?
何故にわざわざ、他の血を取り入れてその能力を受け継ぐ血を薄めねばならん。」
「つまり異常なほど高い魔力を持つカラドックや麻衣は例外。」
タバサさんがフォローしてくれた。
教皇のお爺ちゃんも機嫌は悪そうではない。
偉くなると立場って大変だね。
というわけでテイク2です!
VRoidStudio公式モーション「爆笑」です!
カラダが震えているのは笑っているからですよ。
でも、大笑いしている構図なんてあふろすさんのイメージじゃありませんものね。
ええ、その表情で!
リミット3MBギリギリ頑張りました!
アフロディーテ
「・・・ちょっとこれ、どういうことでしょうか・・・。」
いえいえ、綺麗な曲線美で・・・。
ついでにもう一枚!
はい、そのまま足の裏でぐりぐりと!!
・・・あっ、そ、そういえばあふろすさん、設定では「はいてない」んでしたっけっ!?
アフロディーテ
「・・・この人へんたいです・・・。」
踏みつけられたい人は「いいね!」でも「評価」でも!