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第三百四十話 転生したら魔王だった件

ぶっくま、ありがとうございます!!


・・・あと評価も上がってる!?

(いちいち評価点覚えてない)

評価もありがとうございます!!

<視点 ミュラ>


・・・らない天井・・・



どこ、ここ・・・。

あれから僕どうなった?


たちか・・・おちろが火にちゅちゅまれて・・・。



わっ!?

おっきなお顔の女の人が僕の顔を覗き込んでる!?


 「クィーン!

 目を開きましたよ!!

 クィーンと同じ薄水色の瞳です!!」


僕のことだろうか?

僕は気をうちなっていたのか?

あの火の手で、ななかったのか・・・。


あれ? この人、顔は綺麗だけど耳が尖ってる。

まるでお伽話とぎばなちの中のエルフみたい。


それにちても体がうまく動かちぇない。

 「あー、うー。」


あれ?

声も変だ。


 「やだ、すごくかわいい!!

 さすがクィーンのお子様です!!」

 「ふふ・・・ありがとうございます、オスカ・・・。

 まさか私がこうして再び子供を授かるなんて・・・

 不思議な気分ですわ・・・。」


なんで僕の顔を見てしょんなことを言うのか・・・



いや、じょーきょーがわかってきたぞ・・・

これ、もちかちゅると・・・


腕を動かしょう。

うん、このちっちゃな手と指は僕のものだね。


そちて「お子しゃま」、「さじゅかる」・・・て


はい!?





僕、もちかちて子供になってる!?

ちかも赤ちゃんっ!?

産まれたばかりってこと!?


どーなってるの?


お、落ちちゅこう!

ぼくの・・・僕の名は・・・え、と、ミュラ!

しょうだ、ミュラだ!!


 「クィーン!

 大変です!! この子のステータスに称号が!!

 しかも転生者で魔王と!!」

 「まぁ! 大変!!

 それではこの子は生まれながらにして魔族の王となる資格を持っているという事ですわね!?」

 

てんしぇいしゃ?

まおう?

なにをいってるのだろう?


しょう、たちかに僕はちっちゃな国とは言え、王しゃまになった。

でも魔王なんて酷いな。

僕はしょれなりに健全な国を運営ちていたはじゅだ。


そりゃ一時は、魔王と呼んでさちちゅかえなしゃそうな、あしゅら王の孫疑惑はあったけど、

当の本人に否定されちゃったものね。



 「オスカ、私にもその子のお顔を見せてくださいな、

 ベッドに寝たままではその子の顔がよく見えません。」

 「ふふふ、お子さんは逃げませんよ、クィーン。

 いま、お見せいたします。」


クィーンと呼ばれた女性じょちぇいが僕のお母しゃんかな。

これ・・・もちかちて転生てんしぇい

あっ、てんしぇいしゃって転生者てんしぇいしゃのことか!


僕はあの宮殿で殺しゃれて・・・生まれ変わったってことなのかな?

生まれ変わりなんて、本当にあるんだ・・・。


えっ?

じゃ、じゃあ魔王ってなに!?

僕が魔王なの?

なにそれ怖い。


い、いや、しょの前に・・・

僕は本当にんだんだよね?

うん・・・まだちゅべてを思い出ちぇないけど・・・

ろくでもない人生じんしぇいだったな。


信頼ちんらいできる人がどこにもいなかった。

しょれなりの身分と、能力は持っていたはじゅなのに、


一時も、ちあわしぇと思える時がなかった。


ううん、ただ一人・・・

あの子だけは・・・僕をまっちょう面から見てくれた。

名前は・・・リナ。


しょうだ、リナ・・・。

わちゅれるもんか・・・。



あの時、僕と離れ離れになってから、

リナは無事に家族の元へ帰れたんだろうか。


あしゅら王のリナを見る目があやちかった。

けど、いくらなんでもあの人がロリコンてこともないだろう。

ま、しょれこそ今更いましゃらだよね。

ぼくはこれからあたらちい人生じんしぇいを送るなら、まじゅ今後のことを考えないと。


あ、僕の目の前にべちゅの綺麗な女の人・・・。

うしゅい水色みじゅいろの瞳にしゅいこまれしょうだ。

えっ、頭から角はえてるんだけど・・・。


 「まぁ! この子がっ私の・・・っ 」


この人が・・・僕のお母しゃん・・・?

あれ?


どこかで・・・見たような


 「クィーン?

 いかがなされました?」


目の前の女の人が、固まっている。

なにかちんじられないものを見たかのように。


そちてその目は僕だけを見ている。


 「お、オスカ・・・!」

 「はい、いかがされましたか?

 何か異常でもっ?」


 「い、いえ、あ、あのですね、

 たった今、私も魔眼でこの子のステータスをみたんですのよ?」

 「は、はい、私の鑑定よりクィーンの魔眼の方がはるかに上位の能力であるのは存じてますが、私の鑑定で拾いきれなかった情報でも?」


鑑定?

魔眼?


 「いえ、隠蔽されたような情報は有りませんでしたが、

 私がまだこの子に名付けてないのに、もう名前欄が埋まってまして・・・。」

 「あ、それ、クィーンが名付けられたお名前ではなかったのですね?

 え? それではこの『ミュラ』というお名前は、この赤ちゃんの前世からのお名前なのですか?」


見ただけで僕の名前がわかるの?

僕にもおなじことができるかな?


 「やはりオスカにも、この子の名前は『ミュラ』と読めるのですね・・・。」

 「は、はい、ク、クィーン?」


 「あ・・・ああ・・・。」


目の前の女の人の目から大粒の涙があふれる。


・・・思い出しぇた。

顔がかなり若返っているけど間違いない。

やってみよう、

鑑定。


見える。

しゅてーたしゅ、とかいうのかな?

種族・・・魔族、(さきゅばしゅ)?

称号・・・魔人?

うん、どうでもいいや。


肝心なのは、もう一ちゅの称号・・・転生者てんしぇいしゃ

そちて・・・名前だ。



べあとりちぇ。



僕が

この手で・・・焼き殺ちてちまった筈なのに。



 「ああああああああああっ!

 ミュラちゃん!! ミュラちゃんなのっ!?

 なんてことでしょうっ!

 こんなっ、この私にっ、こんな奇跡がっ!!

 会いたかった!

 会いたかったのよ!!

 もう一度! あなたに!!」


なんてことだ、

この僕に、

こんな悪夢が。

 

 

サブタイトル

「お母様からは逃げられない!」


ベアトリチェ

「はっ? もしミュラちゃんが主人公になったら、この物語のタイトルは『転まお』に!?」


アフロディーテ

「・・・なら、私が主人公になったら、この物語のタイトルは『転セカ』になるのですか?」


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