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第二話 なんでいっつもこんな目に遭わんといけんのや・・・

突然、話が変わりますが、続いています。

同じ物語です。


むかしむかしある所に、

とてもかわいらしい女の子が、

一匹の白い犬を連れて、日本全国を旅しておりました。

かわいらしいと言っても、おかっぱ頭に漆黒のもんぺ姿、

普通の農村や町中で見る格好ではありません。

いったい、彼女はどこの生まれでどこで育ってきたのか・・・。


この子にお父さんやお母さんといった家族はおりません。

彼女は鬼を退治するために、たった一人で家を出たのです。


ところが何という運命の悪戯でしょうか。

その鬼の正体とは、

彼女を育て上げてくれたお爺さんとお婆さんだったのです。

見事、その使命を泣きながら果たした彼女は、その右手の草刈り鎌を、今度は人間たち相手にも振い始めました。


何故なら彼女が目指すは史上最恐の和製ゴスロリ少女。

相手が鬼だろうと人間だろうと容赦をしてはならないのです。



その彼女は今──

ああ、ちょうどお昼寝しているところのようですね。

お連れの白い犬と抱き合うような形ですやすや眠っています。

柴犬みたいな顔したいぬ君ですが、真っ白なんですよね、

紀州犬か秋田犬なのかもしれません。


さて、起こすのもちょっと可哀そうですけど、

このままだとお話が進みませんので、

心を鬼にして起きてもらいましょう。

まぁ実際、鬼なんですけどね、これからやってもらう事は。




──うりぃちゃん、うりぃちゃん?


 「んん・・・ん? 誰かおるんか・・・?

 いぬ、おまえか?」


一緒にモフモフの白いいぬ君も目を覚ましましたが、彼にはこちらの声は聞こえておりません。


 「ふわぁ、あ、姐さん、・・・おはようございます・・・、

 え? 何か言いましたか?」

 「んん? おまえじゃないんか、

 誰かに呼ばれたような気がしたんやけどなぁ?

 周りは誰もおらんしなぁ?」


彼女たちは神社やお寺の敷地に忍び込んで、よく寝ている事があるようです。

ここもそういったあまり人の来ないお社の境内のようですね。


さて──


──うりぃちゃん、聞こえますか? 私ですよ。


 「おわっ!!

 おまえナレーションかぁ!?

 久しぶりでびっくりしたわぁ!!」


──お久しぶりですね、お元気でしたか?


 「おかげさんでな、てか相変わらず、

 ナレーションのくせして登場人物に話しかけてくるんやな・・・。」


ちなみにこのうりぃちゃんは日本全国行脚してますので、特定の地域の方言を使っているわけではありません。

知らないうちにいろんな地方の言葉が混じってしまうのでしょう。


──二人とも相変わらずのようで何よりです。

実は今日はうりぃちゃんに用があってまいりました。


 「嫌な予感しかせんなぁ?

 なんか大仕事させられるんか?」


──ええ、大仕事でしょうね、でも大変なのは最初だけかもしれません。


 「何たくらんどるんや?」


──企んでいると言っても私じゃありませんよ。

造物主さまのほうです。


 「・・・うわぁ、それ逆らえんヤツやないか、

 かなり大掛かりな話か?」


──実はですね、造物者さまはヒマを持て余すあまり、最近、ラノベというものにハマり始めてまして・・・


 「はぁ!?

 ラノベって異世界ものとか転生ものとかそういうヤツか?」


──ええ、まさしくそれなんです。

あ、あと時々、悪役令嬢ものなんかも・・・。

それで、今まで食わず嫌いだったとこもあるようですが、結構のめり込んでいるみたいなんですよ。

ほら? 

すぐに影響受けるじゃないですか、あの造物主さま。


 「いや、それはそうかもしれんけど、

 ラノベってけっこうお約束とか大変やないか?

 チートものはともかく、ハーレム展開とかケモ耳とかあかんやろ、あの人。」


──詳しいですね、うりぃちゃん、

・・・ああ、

あなたも転生者みたいなもんですもの・・・

ていうか、うりぃちゃんっ!

そういえば逆ハーレム物語の主人公じゃないですか!

ケモ属性も引き連れてるし!!


 「ええい!

 今は誰にも言い寄られておらんわぁ!!

 いぬだって人語しゃべるゆーたかて、あくまでも獣やぞ!?」


もうお分かりとは思いますが、

この「うりぃちゃん」と呼ばれる子は、日本の有名な古い物語にあるお姫様です。

地球に転生し、あと数年もすればありとあらゆる男の子たちを惑わす美少女になる予定です。

そしてその男たちに無理難題をふっかけ、弄ぶだけ弄んだあと、

故郷の世界である「月に帰ってお仕置き」されるという、数奇な運命のお姫様なのです。

え? 混じってる?

いいんです。

そういう設定なんですから。


 「ちょ、ちょっと待ちぃや! 

 いま、ぼそっとおっそろしい事、言わんかったか!?

 うち、なんも聞いとらんで!?」


──え? 空耳でしょう。

それよりうりぃちゃんにやっていただきたいことは、異世界に送るメンバーの選定だそうです。


 「こ、こいつ、さらっとスルーしおった!

 ま、まぁええわ・・・

 メ、メンバーの選定って、もしかしてその異世界に送り込む可哀相なキャラたちをウチが選べってことかぁ!?」


──そうですね、

こちらの「世界」に影響を与えない範囲で、新しい「世界」に造物主さまが作られた人物を送り込むわけです。


 「こっちの世界に影響与えない範囲って・・・

 その条件自体ムチャクチャじゃろうがぁっ!!」


──そこは密接に関係を持つ人たちを選ばなければいいだけだと思います。

それに新しい世界が始まると同時に、こちらの「世界」の時間は全て停止しますから。


 「・・・本気でおっそろしい事態になりそうやな・・・。

 天邪鬼アーマージャックにストーキングかまされるよりヤバそうやぁ・・・。」


アーマージャックとは、うりぃちゃんを捕まえるために、月から送り込まれた豆腐メンタルの鎧兜です。

人の心を読むのが特技なんですけど、豆腐メンタルのヘタレが、人の心を読んじゃやばいんじゃないでしょうか?

目の前の人が、自分を「キモい」とか「なにこのゲロカス」とか、心の内で思っていると知ったら、二度と立ち直れないと思うんですが。

ああ、そうそう、話を続けましょう。


──まぁ責任持つのはもちろん造物主さまでしょうから、うりぃちゃんは気軽に白羽の矢を打ち込むだけでいいと思いますよ?


 「白羽の矢って、それがウチのやらにゃあならん仕事なんか・・・。」


──もちろん、相談は私も受け付けます。

いぬ君とだけじゃ心もとないでしょう?

それに私も造物主さまの能力の権限を一部与えられてますから。


 「そりゃあ助かるわな、

 けど、造物主さまもそうやけど、

 今のラノベの世界再現できるんか?

 造物主さまって、ある意味おたくやヒキニートみたいなもんかもしれんが、

 そっちの『世界』の知識はほとんどなかろう?

 ナレーションのあんたかて、世間一般のおばちゃん程度の情報量だと似たり寄ったり・・・え?」


──おばちゃん?


 「・・・え?」


──おばちゃんて言いました?


 「え、え? 何に反応しとるんや? まさか・・・。」


──私の事をおばちゃんて言ったんですか?


 「ちょ! 声だけやのにそんな殺気をふりまかんといて!!

 べ、べつにあんたのことをおばちゃん言うたわけでなくてな・・・!?」



──あの話の流れで私以外に誰の事をおばちゃんと言うのですか?

ねぇ? 

私は年齢公開したこともありませんし、うりぃちゃんに姿を見せたこともありません。

それでどうして私の事をおばちゃんと言えるのですか? ねぇ? ねぇ!?


 「あ! あかん! 想像以上に沸点低い方やった!

 堪忍! ウチが悪かったさかい・・・!」


──うりぃちゃん、私はただのナレーションです。

それ以上でもそれ以下でもありません。

登場人物に干渉する権限も能力ももちろんありません。


 「ま、まだこの話、続くんか・・・。

 何が言いたいんや・・・。」


──当然ナレーションですから、登場人物に如何なる危害を加えることもできません。

・・・ですが・・・その代わり、こんな嫌がらせはできるのですよ?


 「ちょ! やめっ!!

 ウチが悪かったけぇ!!」

 「あ、姐さん、お取込み中だと思うんですが・・・。」


いぬ君には私の声は聞こえません。

それでもうりぃちゃんが私と会話しているという状況は理解しているようです。

そして・・・私の声が聞こえないという理由で、

彼らの周りから聞こえてくる異常な音源に気づいたようです。


 「なんや、いぬぅ!!

 いま、それどころじゃないんじゃあっ!!」


いいえ、うりぃちゃん、いぬ君の忠告を聞いた方がいいと思いますよ?

まぁこれは本当にナレーションですから、彼女の耳に届いてはいませんけども。


 「姐さん、すいません、なんか変な音が聞こえてきませんか?」

 「な・・・なんやて・・・。」


ブブブブ・・・

 「聞こえた・・・。」

 「あの・・・音が一つや二つじゃないんですけど・・・。」


ブブブブブブ・・・

 

なんということでしょう。

どうやらうりぃちゃんといぬ君の周りに、

いつの間にか大勢の蜂さんたちがやってきていたではありませんか(棒読み)。

どうやら蜂さんたちのお引越し現場に遭遇してしまったようですね?

あらあら大変、いくらうりぃちゃんといぬ君でも、

やる気満々の大量の蜂さんに襲われてはただでは済まないでしょうね、

おお、怖い。


 「なんてタチの悪い嫌がらせやぁ!!

 しかもさも他人事みたいにナレーションかましおってぇぇ!!

 いぬぅ! 逃げるでぇ!!」


あらあら? 聞こえていましたか。

私は物理的に登場人物たちに危害を加えることは出来ませんが、「状況」を作ることができますからね。

ちょっとしたお仕置きですよ、

たまにはうりぃちゃんも酷い目に遭うといいでしょう。


 「だ! イダ!! 刺されたぁ!!

 ちょ、ほんま、ヤメ・・・!

 ぎゃあああああああっ!!」

 「姐さん! おいらも置いてかないで!

 ギャワン!!

 なんでおいらも巻き込まれてるんですか!!

 姐さーん!!」


・・・それから20分ぐらい経ったのでしょうか、

逃げれるだけ逃げ回って、

二人はようやく蜂さんたちの襲撃から逃れて落ち着いたようです。

ええ、落ち着いたのは私の方ですけどね。

いまや気分がスカッと晴れ晴れしていますよ。


 「うう・・・久しぶりに出てきてなんでこんな目に遭わんといけんのや・・・。」


まぁまぁ、うりぃちゃんの「たま」のようなスベスベお肌が大変なことに。

お顔も涙と鼻水と赤く腫れあがって、せっかくのかわいいお顔が台無しですよ?


 「やかましい!! 

 あいっかわらずグダグダやないかぁ!! 

 最初の目的はどうなったぁ!!」


じゃあそろそろ本題に戻る頃ですね。

と言っても用件は全て伝えました。

後はうりぃちゃんが「誰を選ぶか」です。


 「そうは言うたかてなぁ・・・。」

 「姐さん、なんとなく話は理解できましたけど、

 誰を選ぶつもりなんですか?」

 「ん・・・まぁまずは主人公クラス決めんとなぁ・・・。

 ただチート能力持たせるとこっちの世界とのギャップがとんでもないことに・・・。」

 「なら、こっちの世界でも特別な力持ってる人に限定されるってことですか?」

 「まぁ・・・そういう考え方なら絞り込むのは簡単かもしれんな。」


おやおや、簡単に話がまとまりそうですね、

まぁ大変なのはその後なんでしょうけど。


 「さっきも言うたが、ハーレム展開はアウトや。

 となると女性主人公・・・。」

 「でも既に活躍させてるキャラだと二番煎じ感が特に・・・。」

 「女性で主人公任せるくらいに設定固まってて、今まであまり登場してない・・・

 そしてこの先チート能力かぶせても大丈夫・・・。」

 「残ってるんですか! そんな人!?」

 「一人・・・おったな、そして彼女なら、他にサポートできる人間も・・・。」

 「さすが姐さんですね!

 なら話は早いじゃないですか!!」


 「・・・ただなぁ、ウチの白羽の矢セットはここでしか使えんで?

 まさかウチがこの世界から離れるわけにもいかんしなぁ?」


──大丈夫ですよ、そのための私です。

うりぃちゃんは心に決めた人に向かって矢を射ればいいだけです。

 

 「うお? そんなんでええのか?

 なら、その後の転移とか能力付与とかは・・・。」


──そちらも当然、造物主さまのお仕事です。


 「な・・・ならやってええんやな!?」


──どうぞ、私もうりぃちゃんが誰を選ぶかわかってきましたよ。


 「ううう、良心が痛む・・・、

 本人の承諾もなしに、紛争国や絶海の孤島にいきなり放り投げるようなもんやからなぁ・・・。」


──その感覚は当たらずとも遠からずじゃないですかね?

チート能力持たせれば、だいたい美味しい目に遭える筈ですよ。

 

 「やられる方の身にもなれっちゅうんじゃ!

 ウチだって散々な目におうとるんやさかいな!!」


──それで「彼女」を主人公に選んだのですね?

感情を持たない「筈」の彼女を。


 「まぁ、せめてもの・・・。」


そしてうりぃちゃんは弓矢をつがえました。

この「時代」「空間」とは異なる場所に向かって矢を射るため、この弓は虚空の彼方を狙います。


 「これでええんやな・・・!?」


──大丈夫です。後はお任せください。

『アルテミスの先導』!!


その瞬間、白羽の弓矢セットに白銀の輝きが覆いました。

うりぃちゃんたちの頭上に、古代ギリシア人風の超巨乳のお姉さんが舞い降りたような気がしますけど気のせいでしょう。


それで全て理解したのか、

うりぃちゃんは何も存在しない筈の天空に向けて矢を放ったのでした。


白羽の矢は、数十メートル、数百メートル、

物理的な制約を完全に無視し、時空間の壁をも破壊します!!

その矢の向かった先は、遥かな未来・・・

遠い異国の地・・・


そしてそこには薔薇の刺繍のドレスを身に纏う一体の人形・・・!






 『もしもし? 私・・・メリー

 いま、あなたの後ろにいるの・・・。』


な、なんだ!

頭の中に女の声が・・・!?

後ろにいる!?

だ、誰が・・・!

うわあああ! なんだ!

なんだ、これは! 人形!? 魔道具か!?

いったい、これは!?


 「貴方の欲望に汚された、哀れな親子の魂に安らぎを・・・。」



その瞬間、人形メリーはアラベスク文様の鎌を振り下ろした。

目の前の貴族の首が後ろのベッドの上に転がり落ちる・・・。


メリーにしてみればいつもの事。

後はこの屋敷を後にするだけなのだが、

今回は何かがおかしい。


さっき背中に一本の白い矢が刺さったせいだろうか?

人形の体に痛みなど勿論ない。

背中の矢など無視したまま、

先の貴族に殺された哀れな親子の魂に引き寄せられて、

人形の本能に従い、この貴族を殺したわけだが、

目的を果たした後なので、今は他の事を考える余裕がある。


 ここはどこだろう?


地理感覚ぐらいはある。

ここは元居た場所とは何もかもが異なりすぎている。

屋敷の建築スタイルも、人間の顔立ちも、

風土も全てが異なっている。


彼女は人間とは違う、人形の体だ。

メリーは首を180度後ろに回して、

背中に刺さった白羽の矢を見据える。

腕だって人間の体の制約を無視して可動できる。

メリーは何の躊躇いもなく背中の矢を引き抜いた。

引き抜くと同時に石膏の一部も零れ落ちるが、

どうせ時間の経過とともに再生できる。

何も問題はない。


これからどうすべきだろうか。

この屋敷にもう用はない。

メリーはこの貴族の寝室を思われる部屋の窓を開け、外へ出ていこうとした。

この高さなら飛び降りても大丈夫だろう。

ふと、メリーが空を見上げると、

人形のメリーにも看過できない景色が彼女の目に飛び込んできた。


 「・・・月が・・・二つ!?」


彼女の視界に、大きさも模様も異なる二つの月が映っていた・・・。

どちらも彼女の知る月の姿ではない。


そしてもっと大きな変化が彼女自身に現れていたのだ。

 「・・・おかしい、驚愕・・・。

 私の心が動揺している・・・。」


メリーは人形である。

その心に感情はない。

ただし、彼女も元は人間だ。

感情の記憶は残っているので、

それらがどんなものかは理解している。

ただ人形に転生した時に、一切の感情は失われた。


もはやその身に、

怒りも憎しみもない。

悲しみも喜びも・・・愛もない。

ただ、過去の記憶・・・思い出だけは失わないように・・・。

それだけが彼女の抵抗であった。


とはいえ、記憶だけあっても、

感情を失った今では、その記憶は自分のものというより、

他人の記憶を見せられているような、まるでモノトーンの薄い記録である。


それが、いま、この異なる世界の景色を目撃した瞬間、自分の心に色が付加されてゆくような感覚を味わった。

まるで自分の心に感情が戻って来たような・・・。


 「いったい、ここは・・・私は・・・。」




屋敷の外はもはや真っ暗だ。

小さく薄い二つの月明かりと、街のかがり火だけが光源と言って差し支えない。

夜でもそれなりに人の流れは多いが、

この暗さでは、うつむいて歩いていればメリーの人形の顔を見られることもない。

それよりおかしいことがある。


これだけ目立つ凶悪な鎌を持ち歩いていてるのに、

警官や衛兵などが寄ってくる気配がない。

というか、他の通行人自体、鞘に入った剣を装備していたり、

槍や弓矢を身に着けている人間が多い。

時折酔っぱらった客同士が騒いでいるが、

彼らの言語も聞いたことがない。

それでいて、何故か彼らの会話の内容が「理解できて」しまう。


メリーは街の外れまでやってきた。

周りにはもう誰もいない。

そう、状況判断は普通にできるのだ。

では、その思考回路で、

ここはいったいどこだと言えるのだろう?



 「わたしは・・・私の名はメリー、

 いま・・・

 わたしはどこにいるの──────っ!?」




物語の下・・・多分広告の下に3D画像入れてます。

次回、その画像にある紺のセーターの女の子が主役です。

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