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いきなりゲーム内に飛ばされた白の騎士  作者: 十六夜 来夢
第一部 転移召喚
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第八話 本物か偽物か。

俺は夢を見ていた。

夢の中なのにリアルな感じだった、、

最後に何か言われた気がした、、、、、

寂しさが俺を闇へと誘う、もがくが闇の中はなにもない。



誰か、


誰か助けて、、



すると、暖かな光が闇を裂き暖かい光が俺を包み込み寂しさなど忘れるくらい気持ちが良くなって俺は夢の中で眠りについた。


そんな夢を見て目を覚ましたらシスティーナにベッドの上で膝枕されながら頭を撫でられてるレイが居た。


「おはようございます。うなされてましたので駆けつけちゃいました。」


「良く眠れましたか?悪い夢見ないように私がずっと居ますから。」


何故システィーナが居るのか状況が全く把握出来ずに頭が真っ白なレイ、前回も目を開けるとシスティーナが居たことを思い出した。


レイはシスティーナに何があったか聞いた。それはレイがうなされ苦しんでいたとのこと。

エルフには悪夢を見ないようにする能力があるみたいで、レイは悪夢をが消えて安らかに眠れた。


夢の中で何か言われた気がした。

それが何だったかをシスティーナに頭を撫でられてる状態で考えてた。


「たしか、ストレージだったかな。」


おもむろにストレージを開きアイテム欄を組まなく見たら知らないアイテムの名前があった。


「友の証、、開いてみるか。」


起き上がりシスティーナの隣に座り直し、夢で仲間から助言されたと話アイテムを開けたら何と出てきたのは昔仲間とゲームないのスクリーンショットだった。


「レイさんのお仲間との写真ですね。レイさん楽しそうです。」


「確かにこの写真はさ、」


二人でスクリーンショットの写真を見ながら俺は楽しそうにシスティーナあの写真はあの時の、、なんて楽しい思い出を語った。


システィーナも微笑みながら話を聞いてくれた。


写真から一枚の2つ折の紙が落ちてきた。


「ん?この紙は?」


手に取り中を開いた。


「このアイテムを開いたってことは多分私達はレイの近くに居なくなった時だと思います、寂しくならないで泣かないでね。

レイは私達を責めても仕方ないと思う。

ただ私達が居たからレイは楽しかったんじゃないの?レイが仲間を大切に思いやれる心があるから私達は一緒にいれたの、ありがとうレイ。

今はそばに居ないけどレイ、周りを見てあなたは一人?ちゃんと守ってくれる仲間が居るんじゃないかな?何があっても一緒にいるのが仲間、最高の友となるの。もし居るなら大切にして。

守り抜いて、そしたらレイは逆に皆から守られるから。それと最後にアイテム欄に召喚アイテムがあるわ、戦いで最大のピンチになった時に使いなさい。私達が助けるから

                   サユリ姉さんより」


手紙は嬉しかったが涙がで、システィーナはそっと背中を撫でてくれた。


「いい仲間ですね。」


俺は頷き、


「少し二人で街を観光しないか?」


「はい。」


少し遅めの朝食を取り宿屋を出て街を観光した。


何故か今までとは見えてる世界が変わって見え、システィーナと喋り、歩くのが楽しかった。


サユリ姉、俺分かったよ。


心の中でサユリ姉に呼びかけお礼をした。


防具を脱ぎ私服で街を観光したが、誰も冒険者だとはおもわないだろう。


「レイさん見てください。こんなに果物がいっぱい。」


システィーナは果物が凄く好きだ。


「ブードウを一つくれ。」


露店のドワーフは元気がよかった。


「ありがとうございます。レイさんも食べます?」


システィーナは一粒取りおれにブードウを向けたので口を開けあーんとしたらシスティーナは顔を赤く染め戸惑っていた。


「冗談だよ、」


「か、、からかわないでください。」


システィーナは頬を膨らませすねた様子だったから謝りながら服屋、武器屋など回ってブレンドを観光し最後に鐘のなる塔に登り夕日を二人で眺めた。


この今見てる人や景色に空は俺など知らないと言わんばかりに動いていた。


俺の悩みなどちっぽけな気がし少し笑ってしまったら、システィーナがこちらを見て不思議そうにしたから話てあげた。


「確かに小さく見えますね。」


二人は共感し、夕日が沈むまで塔に座って街を眺め街が闇に呑まれると次々と火の灯火が光だし夜景に変わった。


いつの間にか俺は隣に居るシスティーナの手に手を重ねて夜景を眺めていた事に気が付き手を離した。


システィーナは少し残念な顔をしていたが夕食の時間なので塔を降り食事し、宿屋に向った。

 

あの夢は何故今になって見たのだろうか。


いつの間にアイテムが入っていたかも分からなかった。


本物のサユリ姉の手紙か誰かの仕業の偽物か半信半疑だったが、あの夢が偽物には思えなかったし、皆の声が聞けて嬉しかった。偽物でもいいと俺は思い立ち直るきっかけができ感謝した。


「システィーナ、明日ギルマスに会い全て話すが来るか?」


「もちろんです。置いてかないでください。」


俺は決心し、明日ギルマスに会いに行くとシスティーナに約束し就寝した。


次の日は普通に眠れたが、何故かシスティーナが昨日と同じく部屋にというか一緒に寝てるんですけどーぉ。


冷静にならなければ負けだ。


システィーナに優しく声を掛けた。


「システィーナ、システィーナ」


システィーナはゆっくり目を開けニコってして抱きついてきたていい匂いがした。


今まで一緒に居たのに気づかなかったがこれもゲーム内に飛ばされた時の混乱と、次々と問題が起こったせいで切迫詰まっていた時に夢に仲間達がでてきて冷静になれた。


そして、システィーナの優しさも伝わった。


今日も少し遅い朝食を済ませギルドに向った。


□■□■□


召喚アイテム 「イスドリアード」を獲得しました。


■□■□




「ほぅ、本当に黒龍が倒されておる」


何者かがグレコール地方のダンジョンの中で黒龍の死体を調べていた。色々と調べ終えると黒龍に火を放った。


「荒くれ者の黒龍、安らかに眠るのじゃ」


死体を焼、跡形もなくなってから謎の人物はダンジョンから姿を消した。

読んでいただきありがとうございます。

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