第十一話 エルシスタ王国への調査開始
レイ達は帝国の王様直々からの依頼のためにエルシスタ王国へとむかったのだった。
この世界はヤルバルク帝国とエルシスタ王国に分かれている。北がヤルバルク帝国、南がエルシスタ王国。
どの世界でも国の争いは付き物、だが国などに所属しない者がギルドに所属する冒険者である。
冒険者はどちらの国でも入国可能で自由に生きることができる唯一の職業だ。
だが兵士たちからは良く思われてない、だから冒険者を見下す者もいる、どちらの国も冒険者に危害を加えてはいけない協定が昔に行われた、その条件を王たちが了承しギルドに一つ条件を出した、その条件はモンスターなどからの被害や護衛、調査などをしてもらう治安維持を依頼として受けてもらうことを条件にギルドが設立された。
これがこの世界での冒険者の役目。
「旦那様、エルシスタとはどんな国なのじゃ?」
リュースはレイに向かってる国の話をしたがレイだって初めて行くのでわからない、システィーナも言ったことがないらしく、三人はどんな国か想像を話しながら南にあるエルシスタ王国へと近づいて行き国境に差し掛かって帝国の兵士に身分証提示を求められたがリュースにも冒険者としての身分証があるので難なく通行できた。二つの国は橋で繋がっており渡った場所にも兵士が立っていた。こちらの兵士はエルシスタ王国の兵士、渡った後も身分証の提示しやっと入国できた三人だった。
「なんかやけに厳重な入国審査だったな」
レイの言葉に二人は頷きどちらも何かしてくるんじゃないかと思っての厳重な審査をしていたのだろうと言うことに話はまとまった。
三人は門を通り森林の道を歩いて辺りを見渡したがどっちの国も同じような景色だった。モンスターなども同じでレベルも同じくらいなのでモンスターにはそんなに警戒しなくて良さそうだった。
時折冒険者とすれ違った時に冒険者と話をした。無論こっちの国の何か情報が掴めればと思ったが、あまり良い情報は無かった。
3日間野営をしてやっと到着。エルシスタ王国の王都ライズ、王都はかなり高い壁で守られ中に入るとグリッドとは違いレンガ作りの家出はなく、何処となく日本見たいな家などが立ち並んでいた。グリッドが昔の西洋風ならライズは昔の江戸時代だ。
どこか懐かしいく思ったレイは街を散策した。
「見るもの全て不思議ですね、レイさん」
「旦那様、これは何じゃ」
システィーナとリュースは食べ物や家具また服を見てはレイに質問の繰り返しだった。レイはまさか住んでいた日本と同じ名前の服や食べ物をみて嬉しくなった。
三人は「焼き鳥」を注文して食べた、レイは懐かしい味、システィーナとリュースはあまりの旨さに声が出なかった。
三人はある程度散策し楽しんだ。
ここでやっと依頼の遂行を開始、まず初めにギルドに向かった。
「マジか、これがギルドか」
レイはギルド館を見て驚いた。館は日本の昔ながらの温泉旅館見たいな建物だった。
玄関を入るとフロントがあり受付はやはり浴衣姿をしていた。
受付の女性にギルドマスターにお話があると伝えリアに貰ってた手紙を出した。少し確認の為に待たされた。
館内はフロント横には休憩する場所があり冒険者達が休憩しながら次の依頼とか作戦会議したり力自慢したりしていた。
レイ達を気にかける人はいなかった。
「長らくお待たさせいたしました。ギルドマスターの権左衛門がお会いになります。」
名前まで武士かよってツッコミを入れたくなったがやめて、ギルドマスターの元に向かった。
扉をノックし、ギルドマスターの返事があったので開けたらそこは畳の部屋、お茶会などが開催されてそうな場所だった。
「すまないが、靴を脱いであがってくれ」
ギルドマスターの権左衛門が机の前で座りながらレイに言った。レイは何も疑問もなく靴を脱いだと言ってもコマンド操作にて装備を解除しただけ、二人は何故脱がなきゃならないか疑問だったがレイが脱いでたので慌てて脱いで畳の座布団が敷いてある場所に座った。
「始めまして、私がここのギルドマスターの権左衛門だ」
お前は武田信玄か!!とツッコミ入れたくなる位そっくりな格好をしていた権左衛門。
レイ達は互いに自己紹介をして、今回の依頼内容を話この国に魔人が潜んでいて何か企んでいることを権左衛門に話た。
権左衛門は最近妙な事件が続いているので個人的に調査していたと聞きレイの知ってることと照らし合わせた。
「そうか、レイ殿達の情報と照らし合わすとやはり魔族が関わっているか」
やはりエルシスタ王国の誰かが魔族と関わり人族を滅ぼすと判断し権左衛門もレイ達に力を貸してくれる事になった。
初めに街での商人や情報屋に話を聞いて回る事にしたが今日はもう夜なので一旦休息をへて明日また権左衛門の配下の冒険者達と協力して調べる事にした。
「旦那様、お腹が減ったのじゃ」
システィーナはレイに私もですと言ってきた。レイは何かあるかなと周囲を見たら目に入ってきた店があった、、その名は「寿司」と書いてある看板、レイは生唾を飲み込んで二人にこの店に入ると言って店に入った。
「へい、らっしゃい」店に入ると板前さんから入店時の挨拶が聞こえた。回転寿司ではない、回らない寿司は初めてだが日本食を食べれる事に浮かれていたレイ。
「レイさん、メニューの品が色違いの食べ物しかないです。」
システィーナは寿司わ知らないためにメニューに載ってる寿司ネタが色んな魚介類とはわからなかった、一方リュースは寿司を知ってるみたいだった。龍は万人知識豊富とレイは思い板前さんに三人同じくおすすめを頼んだ。
一品目は青魚のサンマの握り、次はヒラメのエンガワの握りと舌で堪能し、お茶を飲む日本を噛み締め次々と舌で味わった。
システィーナとリュースも美味しそうに食べていた。二人の舌にあって良かったとレイは思った。お会計はやはり回らない寿司屋、かなり高かったがまた来たいと三人は約束した。
食事を終え宿を借りた。やはり宿には露天風呂があって最高だった。
「お風呂は心の洗濯ってか」
某アニメのセリフを言ってみたが確かにそんな気がした。
二人も露天風呂に入ってるのかなとレイは思いながら岩に背中を付け立ち込める湯気を眺めながら星を見ていた。
ガラガラ〜
扉が開く音がした、誰か入ってきたんだとレイは思い堂々と湯に使っていたが邪魔にならないように移動した。
「へぇ〜これが露天風呂ですか。」
「ふむ、良い所じゃの」
?何処かで聞いた事のある声が聞こえたが気のせいだろと思いたかったが、気のせいでは無かった。そこにはシスティーナとリュースが露天風呂に侵入して来たのだ。
「旦那様、妾の体はどうじゃ」
システィーナはタオルを巻いて入浴したがリュースは裸でタオルをレイと同じく頭に乗せてレイの横に座った。
「何故お前らがここに」
「貸し切りにしたのじゃ」
やられた、レイはリュースを甘く見過ぎていた。たまに変な事をしでかしていたが最近はやらなくなったので警戒しなかった。まんまとリュースの罠にハマり三人での入浴になってしまった。
見たいけど、見ちゃいけない。レイはジレンマを抱えながら自分の邪念を消す為に無心になるように目を瞑ったが視界を消すと聴力が敏感になり水の音や二人の声が気になってしまい無心になれなかった。
面倒くさいし、考えることも止め空を眺め始めたレイ。二人もそれに続き空を眺め夜空に浮かぶ星空を見ながら今までのレイ達にあった冒険や出会った頃の話をして露天風呂を後にした。
久々の畳の部屋、い草の匂い最高と思いながら敷いている布団に入り三人は今日一日の終わりを告げた。




