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いきなりゲーム内に飛ばされた白の騎士  作者: 十六夜 来夢
第二部 国と国の戦い
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第九話 圧倒的な力

「アル、しっかりしろ。今ヒールしてやる」


「すまねぇ。」


アルは重症だった為にレイはリアを呼びギルドの医療機関に運ばれていった。


「弱い。人族は弱いですね」


レイは無視をした。


「旦那様、あやつは魔人じゃ」


「そうか、何が帝国の将軍だ、潰してやる」


レイは怒りを覚えた、リュースには遠慮なく殺せと命令した。


「旦那様、我を忘れてはいけない。」


「わかってる。」


次の試合が始まった。


「今度は貴方が相手ですか?」


「妾を甘く見るなよ、この下賤なやつめ」


「では、参りましょうか」


帝国騎士はリュースに攻撃を仕掛けたが、リュースはそれを躱して反撃をした。


「これでも喰らえ、紅蓮の炎(アークフレイム)


リュースの手から激しい炎が帝国騎士を燃やした。


「ゔっ、やりますね」


電龍(ライトニング)


リュースは次の攻撃を放ち帝国騎士はまたもや躱せず当たった。


「ゔゔっ、人族に、こんな、許せぬ」


帝国騎士からは禍々しいオーラが漂いとても嫌な予感がした為にリュースは一度距離を取った。


「許せぬ、許せぬ。」


「殺す、殺す、、、ゔぉぉぉ」


帝国騎士が声を荒げ叫び出した途端に帝国騎士の鎧が溶けていった。


「ようやく姿を表したのじゃ」


鎧が溶けて中から出てきたのは魔人、会場は静まり返ってたままだった。


「おい、話が違うぞ、デイズ」


「はて、私は将軍に力を貸しただけ何かしましたか?」


将軍は隣でローブを被った人に怒鳴り散らかした。


「貴様ぁ、裏切ったな。この私を」


「人族は愚か、貴方はただの駒。ではまたいつか。」


ローブを被った人は将軍の前から消え、将軍は怒りを顕にした。


「殺してやる」


「誰に口を聞いてるのじゃ、この魔人」


魔人は今までよりも数倍速い動きでリュースに襲いかかってきたがリュースは、冷静に相手の攻撃を避けた。


「こんなんで妾を、、、うぎゃっ」


リュースは攻撃を避けた瞬間横から攻撃を受け飛ばされ、攻撃をした方を見るともう二人いた帝国騎士の一人も魔人になってリュースを攻撃してきたのだ。


「リュース、もう一人は俺がやる」


「旦那様、すまないのじゃ」


魔人の隣にいたはずの帝国騎士第一隊長は倒れて気絶をしていた、会場は悲鳴が聞こえ混乱が生じた。


ギルマスのリアと冒険者が避難を誘導し始め、コロシアムには魔人とレイ達だけになっていた。


「さぁ、私の相手は、貴方ですか?」


正体を現した魔人は上位の魔人だがレイを見下した言葉が次々と飛交った。


「人族は私には敵わないと分かっていながら戦うとは愚かな。」


「そうか、なら早く終わらせよう。」


レイは次の瞬間魔人の前に瞬時に移動して斬りつけた。


「ゔゔっやりますね。」


レイの剣を防ぎ少し距離を取った。


「残念ですが、むかつきました。死ね」


大投獄(グレートプリズン)


レ放った魔法でレイを飲み込み火柱が上がった。


「やはり人族。弱い、、、?」


火柱の中からレイは歩き何も無かったように魔人の前に立った。


「ふん、やりますね。だがこれで、、、」


「弱い。」


レイは魔人の話を聞かずに弱いと呟き、魔人を2つに切り裂いた。


「な、、、何が」


魔人とレイの距離は結構あったが、魔人が目にしたのは風の刃の様な物が伸び自分の体に刺さっている光景を見てそのまま地面に2つに別れて横になった。


「デイズ様ぁ、人族に負けるはずがない。」


「お前の相手は妾じゃ」


リュースも魔人には余裕の戦いであった。


「さっきの魔法は、見たことがある、、お前は龍族だな」


「今更気づくなど遅いであろう。魔人よ」


「龍は中立な立場、なら人族に手を貸すとは」


「妾は、人族に加担などしとらん。」


「なら、何故今人族の為に」


「妾は、人族など興味はない、旦那様が殺ると申したからやってるだけじゃ」


魔人は怒りに身を任せたままリュースに魔法仕掛けたり、

体術を仕掛けたがリュースに敵わなかった。


「まて、、、龍族。」はぁ、はぁ


魔人はリュースに攻撃され疲労していた、まるで虎にに玩具にされて死んでくようにリュースは、致命傷を与えずにジリジリと攻撃していたのだ。


「人族に加担して、何がある」


「妾は、人族は嫌いじゃ、愚かな生き物よ」


「だったら、、、」


「妾は、二度は言わぬ。終わりじゃ」


魔人は一瞬にして黒い炎に焼き尽くされ灰となり消えていった。


「人族に加担はせぬ。旦那様は別じゃ。もし傷付ける様な事があれば人族また神とやらも許せぬ」


レイとリュースは魔人に勝利した。


この世界にはレイは圧倒的強さなのかも知れないと少し思ったが、まだ未知な事も多いので用心する必要があるとレイは思った。


この事件の後には将軍は王の前に連行され自白し、終身刑となった。



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