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いきなりゲーム内に飛ばされた白の騎士  作者: 十六夜 来夢
第一部 転移召喚
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第十六話 やはりゲームなのか?

三人はエベレン山脈に向かってる道中ギアスが今どうなってるかなど知りもせずに楽しいそうに歩いていた。


「旦那様、妾の服はカワイイじゃろ」


リュースは先程の街で服を新調したため、防寒着なのにフリルがついた服を着ていた。


上着は、兎の皮を使った素材の着物スタイルに下はスカートにフリル付き、厚手のタイツらしき物を履き傍から見ればかなり可愛かった。


「旦那様、心配しなくても妾は、旦那様のものじゃ」


またリュースは変なことを言うので無視してシスティーナに話を振った。


「システィーナは服を変えたりしないのかい?」


「いえ、私は大丈夫です。動きやすい格好でなければ戦えないです。」


「そっか、システィーナの可愛い格好も見たかったな。」


レイはそう言いながら歩いたが、システィーナは顔が真っ赤になり一人何かを言い出した。


「レイさん、今度おしゃれした私を見せます。」


っとシスティーナは恥ずかしそうに言ったが、レイはじゃれてきたリュースを振り払うのに必死で聞いてなかった。


「何か言ったかシスティーナ」


「いえ、なにも」


「リュース離れろ」


「いやじゃ」


三人は仲が良いのか悪いのかよく分からない三人であった。


エベレン山脈に近づいた三人は漂う邪気に気づき警戒し武器を手に取った。


「ころから先は敵が出ると思う」


レイは一応二人に警戒するように伝え進んだ。


ゴブリンが出てきた。


三人は敵を倒し進むとレイの目の前にアイコンが浮かび上がった。


「うん?、、イベント発生、、?」


イベントとは何かと思ったがその正体は直ぐに分かった。


三人の前には魔族が現れ攻撃をしてきた。


三人は攻撃を躱し反撃にでたが逆に躱されやはり魔族は強いと三人は思い本気モードになった。


レイの目の前にはイベント発生と時間が表示され、魔族を3分以内に倒せと表示されていた。


「やっぱ、ゲームなのか?」


レイは少し焦り出したが、システィーナとリュースも魔族と苦戦をしいていた。


「残り1分か、、やばいな」


レイは魔力を使わない状態で戦っていた為に苦戦し。


(イベントロスト)


言わいるタイムアウトになり三人はいきなり転移した。


「えっここはエベレン山脈に入る前の道ですか」


「何なのじゃ、転移されたぞ」


「これもゲームと同じかよ。」


レイはゲームじゃない世界だと思い込んで戦って来たが現れた表示に負けたら転移し、リセットされるとは正しくゲームそのものだった。


二人にレイは作戦を考える時間をもらい再度イベントに進んだらまた、ゴブリンが現れた、倒すとイベント発生と時間が表示され魔族が現れた。


最初から本気で掛かれと二人にレイは言って自分も魔力を使った。


魔族は倒せて、目の前に


(Congratulations)


と表示され道が開けた。


魔力を使ったので侵食が進んだと思ったが侵食は進んでなく、ギアスとリュースの加護に守られていた。


三人はイベントを終わらせ、道を進むとまたイベントが発生した、次は制限時間が1分で内容は宝箱にかぎが入ってるらしいが、宝箱は4つあり間違える事が出来ないと考えた。


「どれを開けます?」


「全て壊せばいいじゃろ、」


「駄目だ。何かヒントは」


三人はヒントがないか辺りを探したがヒントはなかった、残り10秒考えても仕方ないのでレイは一番左の宝箱を開けたが中には何も入ってなかった、そして、三人は転移された。


「また、最初の場所に」


「なんじゃこれは」


二人は混乱していたがレイは冷静に考えてた。


エベレン山脈自体がレイドイベントになってるから失敗したら最初からじゃないかと思った。


やはりゲームじゃないかー


とレイは叫んでしまった。


「ゲーム?」


二人はハモリながら言った。


「いや、気にしないでくれ。」


レイドイベントはやりがいがあるイベントで困難なクエスト、だがレイは楽しそうに攻略をどうするか考え、2つ目の宝箱には途中ヒントが必ずあると二人に言いまた挑んだ。


「そっちいったぞ」


「わかってるのじゃ」


「いきます。」


三人は連携して最初のイベントをクリアしてヒントを探しながら2つ目のイベントに向った。


だがヒントは見つからず宝箱まで来てしまった。


「面倒じゃ」


リュースはしびれを切らして宝箱に近づき一番右を開けた。


「あっ、リュース」


レイの言葉が届く前にリュースは宝箱を開けた。


「空じゃ」


まじかよ、、、心の中でつぶやいた。三人はまた転移され最初に出戻りしてしまった。


「はぁ、」


レイはため息をつき道に座った。


二人に休憩すると伝え攻略のヒントがないかと考えたが歩いた所にはヒントはなかった、深く考えることはあまり良くないので二人に、今の状況を説明し三人で考え始めた。


「一番左と右は空でしたからあと2つになりますね。」


「なら簡単じゃ」


リュースは自慢げに胸を張り言った。


「虱潰しに開ければよいのじゃ」


いやいや駄目だろとレイはツッコミたくなるが言わなかった。


「今回開けた宝箱も空だったがもしかしたらあと2つのどちらかは開けるとアラームがなり強敵が出るかもしれない」


二人はそれを聞き理解し頷いた。


辺りが暗くなってきたのでレイドは明日に行うと決め野営の準備を三人した。



レイ、難しいでしょ。


楽しいでしょ。


頑張ってクリアしてね。


じゃないとこの物語(シナリオ)はここで終わっちゃうからさ。



読んでいただきありがとうございます。

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