第十話 リュースがやばいよ、危険を感じる
野営の為にテントを張り、システィーナは夜食の準備をしていたがリュースはなにをしてたかと言うと、レイの隣に座りレイのやることを終始見つめては質問を繰り返していた。
「旦那様、こんな布の張った所で寝るのかや?」
そう、リュースは俺にくっついてあれこれ質問ばかりしていた。
そのせいで作業が遅れ辺りは夜になり星が輝いていた。
ドラゴンにとって人間の道具は不思議に見えるのだろと思い夜食はまだなので、道具を見せながら説明した。
寝袋や、テント設営の為のハンマーやペグそれに紐リュースは興味津々にそれらを見ていた。
「大変面白いのじゃ、人間はやはり弱い生き物たのじゃ、旦那様は違うぞ。」
リュースはそう言いながら隣に座りこちらを見ていた。
何かやたらリュースが近い気がする、レイは女に耐性が無い為鼓動が耳元で聞こえ、兜を被ってるから見えない顔も赤くなっていた。
タイミングよくシスティーナから食事が出来たと告げられレイは即座に動いた。
「ご飯できましたよ。」
システィーナが呼んだので立ち上がりシスティーナの元に歩みだした。
リュースは何かを残念そうにしていた。
レイは焚き火の前に座りシスティーナの手伝いをし、皿にスープを分けた。
「あぅ、旦那様は少し冷たいのじゃ、だがそれも好きじゃ」
リュースが遅れて来た。
三人で夕食を食べた、今日はコンソメスープ見たいな野菜たっぷりにパンと少し寂しい気もするが冒険者にとっては普通の食事だった。便利なことにゲーム見たいにアイテムを収納出来るカバンがありそこに材料やポーションなど入れとけるので便利だった。食事を終え三人は交代で一人が見張りをして敵襲に備えて寝ることにした。
二人が寝て一人が周囲を警戒するといった一般的な冒険者の醍醐味。まずシスティーナが最初に外を警戒にでた。
レイはテントに入り横になると目の前にはリュースが同じくこちらを見ながら横になっていた。
「なぁ、リュース近すぎるんだが、」
「もっと近づいたほうがいいかや?」
いやいや、もう密着してますからねリュース。
これ以上近づいたら、レイは心臓が飛び出るんじゃないかと思いながらリュースを離した。ようやくリュースはレイから離れレイはやっと寝れると思った。
「ふにゃ、旦那様の生簀、、」
何を言ってるか分からんが身の危険を感じた。
「のう、旦那様腕は痛むかや」
リュースは俺の腕を擦りながら俺を見る。
「いや、今は痛くない。」
リュースはホッとしてちゃんとした場所に戻り眠りについたのを見て俺も眠りに就いた。
少し時間が立ちレイは寝苦しさに起きた。
何だか重い気がする、、、
俺は目を開けると目の前にリュースが重なっていた。
「おい、リュース起きろ。」
リュースから返事がない、どんなに寝相が悪くてもここまで酷い者がいるだろうかいや、答えは否だ。
「リュースたぬき寝入りは駄目だ。」
しかしリュースの返事がないから仕方なく強硬手段にでたが、何故か体が動かない、リュースはドラゴンだから力はかなりある為に普通では身動きが取れない状況だった。
「はぁ、リュースどけ」
レイは冷静に言葉を発したが心臓は今にも爆発寸前、だってリアルでは女性に触れたことも無かった童貞の31歳、どうすればいいか考えたが素人は何も分からなかった。
「リュース、やめてくれ、じゃないとゲンコツだ」
リュースは起きだした。
「それはやじゃ。」
やっとリュースはどいてくれたか、と思ったら、、、え!!
何とリュースは服を来ていなかった、どうりで柔らかい、、、いや違う。
初めて女性の体を見たいやドラゴンの裸を見たレイは心臓が爆発し、脳がショートした。
少し時間が立ち正気に戻ったレイ、リュースはまだレイに跨ったままレイを見つめていた。
「リュース服をきなしゃい。」
レイはリュースの裸を見てどうしたらいいか分からず発した言葉は凄まじくカミカミだった。ゴホンと咳をして自分を落ち着かせ再度リュースに言った。
「服をきろ」
「旦那様の生簀、、」
またわけがわからないことを言い出したが素直に服を着始めた時テントが開いた。
レイとリュースは開いたテントの入口に目をやった。
そこにはシスティーナが顔を覗かせ慌て顔を赤くしながら二人に近寄った。
「な、、何やってるんですか、騒がしいから見に来たら、レイさんこれはなんですか。」
「これは違、」
「旦那様がさびしいと妾に、」
「おい、誤解する言い方をするな。」
リュースはシスティーナが怒ることを想定して発言したに違いないとレイは思い、システィーナに状況を説明し始めた。
最初はシスティーナもレイに怒りながら話も聞かず罵倒し始め出したので一旦落ち着かせどうしてこうなったかを説明した。
リュースにはちゃんとゲンコツをお見舞いした。
「リュースはレイさんに近づくの禁止です。夜這いも駄目。」
リュースはシスティーナに叱られたが、耳がないみたいにだるそうにして聞いていた。
またとばっちりをくらいたくないレイはシスティーナがリュースに話してる間に服を正し防具を装備し、テントを早々に立ち去った。
「よし、システィーナ交代だ。」
「まだ話は、、、 」
システィーナは何か言っていたが気にしないで外に座り索敵をした。
索敵のレーダーにはモンスターや盗賊はかからなかった。
やはりモンスターが居ないのはリュースがいるからなのかと思った。
「周りには、、敵なしか。」
この世界は平和だと思った。
何も起きない、だが油断は禁物なので一応もう少し周りを見て警戒した。
少しテントから離れた岩場に登り寝っ転がり夜空を見渡した。
夜空には星が輝いていた、現実の世界ではこんなに綺麗に見たことがなかった。
車や騒音などなく虫のさえずりがして少し風が吹いて味わったことのない位にリラックス出来た。
「綺麗だな、呪いは解けるのかな。」
「解いてみせるのじゃ。旦那様」
レイはいきなり声をかけられて体がビクッとなり顔を横に向けるとリュースが立っていた、もちろん服は着ている。
「旦那様、本当は腕痛いのじゃろ?」
リュースには見抜かれていた。
騙しても仕方ないので本当のことを話した。リュースは何か魔法かスキルを発動して俺の腕に掛けた。
腕には紋章見たいな物が浮かび上がったと思ったら直ぐに消えた。
「龍のおまじない見たいなものじゃ。痛いかや?」
「いや、痛みが引いていく、ありがとう。」
「ずっと効くわけではないのじゃ、また痛みがでたら言うのじゃぞ。」
リュースは本当は優しい奴だ、、あれさえなければ。
少し夜空を見ながらリュースと他愛もない話をし、少しリュースと仲良くなれた気がした。
いつの間にかリュースと喋ってたら辺りが明るくなってきた。
「あさひじゃぞ、旦那様。」
東から眩しい光を放ち太陽が登りだし、また一日が始まる合図だった。
太陽を見てたレイにリュースは頬にキスをした。
レイは何されたか最初は分からなかったが少し間があいて何されたか分かり岩場から落ちた。背中から落ちた後に頬を手で撫でた。初めてされたキス、どうしていいか分からなかった。
「まじないじゃ。」
とリュース言いテントに戻って行った。
またしてもリュースに俺はやられてしまったが、悪い気持ちはなかった。多分リュースなりの優しさだと思った。
初めて続きで頭がパニック障害になりそうなレイ、嫌な気持ちは全くなく逆に今までリアルでは無かったハプニングやキスをされどういう態度で接していいか分からなかった。
先に仕度を済ませてからシスティーナを起こしにいってテントを開けるとシスティーナは起きていた。
「おはよ。システィーナ」
「おはようございます。レイさんにリュース。」
「なんじや、朝かや?」
リュースは先程まで起きてたのに今起きたように演技をした。
システィーナは朝食の準備をしてくれて、リュースは横で調理を見ていた。
俺はテントをたたみ、一式を袋に入れ終えた時にシスティーナに呼ばれ朝食を頂いた。
火を消し仕度してまた長い道を三人で歩きだした。
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