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いきなりゲーム内に飛ばされた白の騎士  作者: 十六夜 来夢
第一部 転移召喚
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第九話 新たな仲間?

ギルドに到着早々に受付の女性に話掛けたらすぐにギルドマスターの部屋に通された。


「やぁ、今日来ると思ったよ。」


ギルドマスターは俺たちが来ることを想定してた言い方で尋ねてきた。


「じゃあ話をしてもらおうか。」


「その前に自己紹介は必要だ。」


「これは失礼した。私はここのギルドマスターのアイズだよ。そちらの名前は知っているよ」


そう言いながらアイズと握手して本題を話これからのことを話した。

アイズは俺のことを話した時驚かず冷静に話をしていた。

何だか最初から知っていた様な顔。

レイはそういう態度が嫌いだった、現実世界の会社の上司もレイや新入社員などが自ら考え提案した時に「そんな事は知っている、その打開策を考えて来いクズ」などと人を罵倒し、こき使われ、ただ新入社員や後輩がやられるのは我慢ならない。レイは後輩の為に庇って上司の矛先を自分にターゲットさせた。

後輩からは好かれ上司からは嫌われ、破天荒な人生だと思い出したら少し心がモヤモヤした。


「だからリアがレイを助けようとしたんだね。大体は理解出来たよ、ありがとう」


レイはアイズが何か言っていたが話は頭に入らなかった。

そんな様子をシスティーナが感じ取りレイに呼びかけレイは我に返った。三人でこれからどうするか話相談したが、あの本を信じて巫女の聖杯を取りに行くことにした。

アイズはレイに色々教えてくれた。本当は良い奴だったんだなと思った。


「レイ、システィーナ道中気おつけて、私も何かあれば協力しよう。」


「ありがとう。アイズ。」


最後に握手をまたし、ギルドを出て旅の支度を二人でし始めポーションや消耗品などを買い鍛冶屋で武器を修繕して夕方になった。


「システィーナは本当にいいのか?」


「はい。付いていきます。」


そんなやり取りしながらブレンドを出て街道を歩いた。

ブレンドを少し離れた時に先の方で女性の悲鳴が聞こえたので二人は走った。


悲鳴の場所に着いて状況を把握しなければならない。

闇雲に動けばこちらがやばいことになるからだ、システィーナに裏に周り挟み撃ちすると指示を出した。


そして、ゆっくりと悲鳴の場所へ進み茂みから覗いたら盗賊が荷馬車を奪い取り乗ってた男女に暴行を加えていた。


俺はどこの時代や場所にもクズがいるとため息がでる。


隠れる必要もなかったなと思いながらシスティーナに合図を送り2方向から攻撃を開始した。盗賊達はレイ達の攻撃を受け「よくも仲間を〜」と言いながらレイやシスティーナに襲いかかったがレベル差が余りにもあり止まって見えるくらいの攻撃だった。盗賊はあまりの弱さですぐに片付いた。盗賊を気絶させ縄で縛りあげ、傷付いた人達にポーションをあげた。


お礼を言われ良いことをしたなぁとシスティーナと二人で思った時、俺に殺気のこもったオーラが誰かから仕掛けられた。


「システィーナ、注意しろ。何かが来る」


システィーナに忠告しどこから来るか分からない為に構えながら回りを注意した。


レイの索敵に引っかからないってことは今までの奴より強い相手に違いないからだ。

やばい、ここには人が、システィーナにここでは巻き添えをくってしまうから移動すると言いながらレイは走った。

走った先に少し開けた場所に出て立ち止まった。


「クックク、、お主らがディアブロを殺った二人かや?」

 

暗闇から女性の声が聞こえ姿を表した。


現れた女性は黒髪のロングに着物と洋服を合体させた様な服装をしており武器などは持っていなかった。

日本人?いや違うだがかなりの美人だが誇る所は寂しかった。


「聞いておるのじゃ、二人がディアブロを殺った二人かや?」


「確かに、ディアブロを倒した。」


女性は頷くと共に凄まじい速さで俺に殺気を飛ばしてきたのでこちらも対抗して殺気を飛ばした。


空中でオーラとオーラがぶつかり蜃気楼の様に揺れていた。


「お主もできるのか、楽しめそうじゃ。」


そう言いながら女性は素早い動きで俺に近づこうとした時にシスティーナは弓を引いた。

その女性は矢を炎で消しシスティーナを波動で木に飛ばしたあと何か魔法を放った。


「うるさい、少し黙れ。」


そう言いながらシスティーナに何かしらの阻害魔法を放って動けなくなった。


「よそ見してええのかや?」


女性はもう俺と触れれる距離にいたので剣を抜き少し後方に移動した。


「おや?主もそんなに速く動くのかや。面白い。」


女性はまた近づいて来たので剣を振り降ろしたが素手で止められたが、素早く攻撃を俺は繰り出した。


「主はその程度の力ではないであろう。妾を馬鹿にしてるのかや。」


魔力を使えば侵食を早めてしまうが使わないと謎の女性には勝てないと正直思った。


「ちっ、やるしかないな。」


レイはそう言いながら武装を変更し、辺りは光につつまれた。


「我が命ずる、アマテラスの神に授かりし八本の剣よ、我の元に現れよ」


「エイトサクリファイス。」


呼び出した瞬間左腕に痛みを感じ見たら方まで黒く侵食が早まっていた。


「ほぅ、それが主の強さか。何処かで見たような、、、」


「時間がないから早めに終わらす。」


俺はそう言い、俊足スキルを使い女性に近づき剣を斬りつけたが止められる。


「甘いな。」


俺はそう言いながら召喚した八本の剣を女性に向けた。


女性は全てを避けようと凄まじき速さで移動したが剣も同じく動く為に苦戦していた時に俺は隙きを見て攻撃した。


「うがぁ、」


女性は防壁を張っていたが俺に通用しなく剣は防壁を破り背中切った。

レイの力に女性は敵わなかった。

女性は逃げようとしたが移動でも俺には敵わなく肩で息をしながら追い詰められた。


「はあ、はあ、、、主よ命だけは。」


女性は何かを悟った様に膝を付いた。

用心しなければならないが相手はもう戦うことを止めたようだったので武装解除して女性に話掛けた。


「命は取らない。システィーナの拘束を解いてくれ、話はそれからだ。」


「わかったのじゃ。」


システィーナは動けるようになりレイの所に走って近寄ってきた。女性にレイは何故攻撃してきたかを問正した。


「妾は、赤龍のリュース。龍帝より黒龍ディアブロが姿を消したと報告を受け調査にまいったのだ。そこで調査し、たどり着いたのがお主らがディアブロを殺ったと分かったのじゃ。」


「だから仇を取りに?」


「違うのじゃ、ディアブロは妾は嫌いなのじゃ。だがあいつも強いのに殺られたと知ってどれ位の力か試したくなったのじゃが妾のほうが爪が甘かったようじゃ。」


リュースはただ戦闘力を見たかっただけみたいだ。

俺はリュースにポーションをやった。


「いいのかや?」


リュースはうるうるした瞳をしながらポーションを飲み干した。


「妾は昔にお主と同じく剣技や技を見たことがあるのじゃ。確か、、白の、、騎士」


「それは俺だよ。」


リュースはえっ?って顔をしたので説明をした。


「通りで、、妾が敵う相手ではなかったな。」


リュースは理解するのが早かった、ドラゴンは長生きだがリュースは何歳何だろと思ったが聞かないで置こうと思った。


「所で主の左腕の黒くなってるのはなんじゃ。」


「これは、災禍の呪いだよ。ディアブロに最後やられてしまって、魔力を使うたび侵食してるんだ。」


リュースはいきなり抱きついてきた。


「すまぬ。主に魔力を使わせてしまった。妾の失態じゃ。」


リュースは泣きながら喋り謝ってきたので宥めた。


泣き止んだと思ったらディアブロの悪口をいっぱい言っていた。


「主よ、巫女の聖杯を取りに行くのじゃな?」


「その通り、あるかわからんけど」


「聖杯はあるぞ?」


それを聞きシスティーナは喜びながら俺に抱きついてきた。

レイはビックリしたがこの行為は嫌いでは無かったというか、初めての経験彼女いない歴=31歳の妖精には心臓が破裂しそうだった。

リュースには攻撃されたが最後には敵ではないこてが分かり安心した。そこでリュースに教えて貰った。聖杯はあると、レイはシスティーナと歩み始めた。


「主待たれよ、妾付いていくのじゃ。」


何故ってレイは思いながら聞こうと思った矢先にシスティーナがリュースに仲間を加入してしまった。

リュースは喜んでおりまぁ、リュースは強いからいいかと思った。

俺の了承などないみたいにいつの間にかパーティーは増えた。




□■□■


赤龍 リュースをパーティーに参加しました。



□■□■


レイの目の前にはアイコンがでてリュースが仲間に加わった。

前衛のレイ、中距離と前衛型のリュース、後衛のシスティーナある意味バランスがいいパーティとなった。


「のう、旦那様これから巫女の聖杯を取りに行くのかや?」


「あぁ、って何故旦那様なんだ」


俺はリュースの言葉に驚き尋ねた。


「それは、、旦那様は妾より強いし魅力的じゃ」


リュースそう言いながら抱きついてきたがシスティーナが

凄い剣幕でリュースを引き剥がした。


「何故妾と旦那様を引き剥がすのじゃ。」


「いえ、これは駄目なのです。」


「何が駄目なのじゃ」


「駄目なものは駄目なんです。」


システィーナとリュースは言い争っていたが騒がしいと思わなかった、むしろ楽しく旅ができる気がした。

いつの間にか二人は仲良くなったか不思議だった、女は怖いとリアルでも思ったがこちらの世界でも同じであった。


「リュースは食べ物は俺らと同じで大丈夫なのか?」


リュースは首を傾げながら近寄ってきた。


「妾は何でも食べれるのじゃ、旦那様が食べて欲しいと言うなら、、」


うん、最後の言葉は聞かなかった事にして会話をした。


「旦那様の生簀、、、」


リュースは少しいじけた。

ドラゴンは何でも食べれるらしいと新しい発見ができた。


そんな会話しながら目的の場所に向った。

街道や森林を抜け歩いていたがモンスターの気配すらなかった、不思議に思った所リュースは赤龍でこの世界の中でも最強の種族でレベル差が違う。馬鹿なモンスター以外は怯えて近寄りもしなかった。

あれ、赤龍を負かしたレイはなんなんだ?もしかして良くある俺TUEEEE主人公?いやまさかと自問自答をしていた。

読んでいただきありがとうございます。

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