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僕は、今から居酒屋で3対3の合コンに参加する。
集合時間より少し早めに居酒屋に着いたため、野郎二人と今、車で待機している。
僕は、現時点で十分、嬉しいし楽しい。
気心のしれた、イカした友人達と、まだ見ぬ女性陣たちを思い浮かべながら、
リラックスしてワイワイ世間話。
今晩の女性達が、僕らを、どんなふうに叩こうとも、僕らは、まるで、それは優しく撫でられるが如くに感じ、ましてや、なんのヤマシサなんて微塵もないメンツだ。
例えば、実は彼女がいたり、高価な壺を売りつけようとする男は、僕を含めて三人とも全く該当しないのだから……!
加えて今は、春!
本当にヤマシい意味では決してないが、動物達が、ほぼほぼ、子作りに勤しむという、この季節、人間が動物の1種だというなら、今夜の合コンの僕らの空間に何か、そんな要素が地球パワー的に作用してくれることを僕が望んだとしても何ら問題化しないはずだ!!
あ、時間だ、よーし、……!!!




