注意事項
北欧神話には色々な話や解釈がありますが、ロキを中心にざっくり説明すると
①ロキは様々なトラブルを引き起こして最終的に自己解決をする悪戯心好きの神。行動原理は基本個人的な欲求で、その結果自分や周囲に利益も不利益ももたらしている。
②他の神とか、気になる女神とか、馬とかにちょっかいをかけながら暮らしていたロキは、ある日最高神オーディンの息子・バルドルを殺害。そのことを宴の席で、しかも他の神々を侮辱しながらペラペラ話したら、キレたオーディンに地底にこの世の終わりまで幽閉される。その間、ロキの頭上にいる毒蛇がロキの顔に毒液を垂らし続ける。毒液のせいで激痛にもがくロキ。その傍で毒液を器で受け止めるのがロキの妻・シギュン。
③ラグナロク(「神々の黄昏」と呼ばれる世界終末の日)の時に地底から解放されたロキは、アース神族を滅ぼす為に巨人族の兵を引き連れて出陣。
④死闘の末、光の神・ヘイムダルと壮絶な相打ちを遂げ、共に命を落とす
⑤「かつての世代の神々」の世界は滅んだが、水中から蘇った大地に生き残った数人の神々と共に新しい世界が始まる。
大体こんな感じです。
②~④の不透明な部分を、好き勝手に妄想したのがこの物語になります。
dead endですが、bad endではありません。
浮気、怪我・出血などのグロ表現が含まれます。
苦手な方はご注意ください。
■主な登場人物
■シギュン……アース神族の女神で、ロキの正妻。浮気を止めないロキを一途に慕う。戦闘能力は皆無。彼女が主人公です。
■ロキ……巨人族の父とアース神族の母を持つ。美しい容姿だけど、性格はひん曲がっている。トールとは一緒に冒険するくらいの仲で、色んな意味で遠慮のない関係。息をするように浮気する。
■オーディン……アース神族を率いる神で、北欧神話における最高神。目的の為ならロキも女も利用する狸じじい。こっちも浮気は通常運転。
■トール……オーディンの息子。雷神にして北欧神話最強の戦神。性格も豪快で荒々しい。神の中では珍しいことに浮気のエピソードが少ない。少ないだけ。
■ナリ&ナルヴィ……ロキとシギュンの双子の息子。
紹介はふざけ気味ですが、内容はシリアスです。
問題ない方のみどうぞ!