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新たなる人生の始まり
満たされない人生。
この一言に尽きるのが俺の人生だった。
大学を出て教師から進めらるがままに一応大手の企業に入社し,現在34歳の寮生活。
娯楽といえばギャンブルだった。そのせいか貯金はまったくない。
自慢ではないが,顔はそこそこ身長も高い学生時代はそこそこモテていた。彼女も一応いることにはいたが遠距離で半年に1回あうか会わないかの存在だった。
結婚も考えてたりしていたが、俺の浮気性のせいかまじめに考えてくれてなかった。
そんなことを考えながら、新幹線のホームで次の列車が来るのを待っていた。
「次の列車が参ります。白線の内側に入らぬようお待ちください。」
いよいよ、ここともお別れだ。もう来ることもないだろうと思いながら列車に乗り込んだ。
さぁ,ここから俺の新たな人生が始まるなんてことを考えながら眠りについた。