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平和な王子生活始めました  作者: サウス・ジュン
8/31

8 可愛いと萌えは紙一重

ゆっくりブックマーク数が増えててびっくりしました(^^)ありがとうございます!



その後、僕は自室を準備してもらってる間母上とミラお姉ちゃんとアリシアと共にお茶をしていた。

お父様は仕事があると宰相さんに連れてかれて行って、ロイン兄さんも婚約者と会うと出ていった。


お父様は最後まで抵抗していたけど、宰相さんに「可愛い息子に格好いい姿を見せなくていいのか?」と言われてキリッとした顔で出ていった。

なんかお父様の扱いを心得ているみたいで頼もしい人だったな。


あ、ロイン兄さんの婚約者はどうやら貴族の令嬢で公爵家の娘さんらしいです。

さっき簡単に貴族のことを教えてもらったんだけど、この国だと貴族の爵位は、一番上の「公爵」から始まって、「侯爵」「伯爵」「子爵」「男爵」の5つの階級に別れているらしい。


ロイン兄さんの婚約者は一番権力と国への忠誠心が強い公爵家らしくて、お兄様自信も婚約者とは円満な関係を作れているそうだ。


ちなみにミラお姉ちゃんとアリシアには婚約者はいないそうだ。


「それにしても・・・」


優雅にお茶を飲みながら母上は口をひらいた。


「ほんとにレオンは凄いわね。まさかアリシアがそこまでなつくなんて・・・」


「本当ね・・・流石私の弟よね!」


こちらを見ながらそんなことを言う二人。

何故かって?


「・・・・・♪♪♪」


その原因は先程から僕の膝の上に座ってにこにこしている金髪の天使・・・アリシアが原因だ。

8歳にしてはあきらかに小さいアリシアは割りと小柄な僕でも抱っこできるので本当に可愛いのだけど・・・どこでここまでなついてくれたのかさっぱりわからない。


もちろんなつかれたのは嬉しいんだけど・・・先程から微笑ましげにこちらを見ている母上とお父様が暴走するときみたいに危ない目をしているミラお姉ちゃんが気になってしまって、せっかくの紅茶の味もわからない。


アリシアは先程からクッキーを小さな口でちょこちょこと食べながらチラチラと時々、僕に視線を寄越してくるので僕はそれに微笑んで対応してあげている。


なんていうか・・・これまで僕には世に言う「萌え」という感情が理解できずにいたけど、もしかして僕がアリシアに感じているこれがそうなのかな?


まあ、初めて出来た妹だし可愛いと感じるのは当たり前なのかな?


「あ、そういえば・・・他の兄弟は今日はいないのですか?」


僕は来たときから疑問に思っていたことをさりげなく聞いてみた。

僕が第7王子でアリシアが第8王女ってことは最低でも他に10人近い兄弟がいることになるけど・・・


母上はそれに対して苦笑しながら答えてくれた。


「今日はミラとロインしか来れなかったのよ。他の子供達は他国に嫁いだ子とか旅に出た子とかもいてなかなか帰ってこないし・・・まあ、そのうち挨拶できるでしょう」


「そうですか・・・」


少し残念な気持ちもあるけど、ホッとしたのも事実だ。

皆が皆ミラお姉ちゃんとかロイン兄さんみたいに優しいとは限らないし、もしかしたら「お前を認めないぞ!」的なことを言う人もいるかもしれないからね。


「ところで・・・」


そんなことを考えていると、話題を変えるようにミラお姉ちゃんが口をひらいた。


「来たときからきになってたんだけど・・・レオンの服ってどこで買ってるの?」


僕の服をまじまじと見ながらそう聞いてくるミラお姉ちゃん。

どこって・・・


「服?これは手作りだよ?」


「手作り!?だ、誰の?」


「僕だけど・・・変かな?」


驚いたようなミラお姉ちゃんに聞いてみる。

元々母さんが編み物全般が得意だったから習ってから少しでも出費を抑えようと自作していたのだ。


僕の不安な気持ちが顔に出ていたのかミラお姉ちゃんは慌てたように首をふった。


「違うのよ!その・・・見たことないデザインの服だから気になったのよ。でも手作りなんて凄いわね!ドレスとかも作れるの?」


「ミラ・・・流石にそれは無理でしょ」


興奮ぎみにそう問いかけるミラお姉ちゃんに母上は苦笑気味にそう言うが・・・


「えっと・・・出来ますよ?」


「「え!?」」


「一応貴族の服もなん着かは作ってましたしドレスくらいなら・・・でも流行とかわからないので完全にオーダーメイドになりますが」


「本当に!?」


こちらに身を乗り出すようにして聞いてくるミラお姉ちゃん。

僕はそれに気圧されながらもなんとか答える。


「え、ええ・・・お母様からは合格点貰えていたので」


「リーゼから?ならかなりの出来よね・・・今度作ってくれるかしら?」


母さんの名前を出すと母上は感心したような表情をした後にそんなことを言ってきた。


「あ、私も私も!」


「いいですよ」


にっこりと笑ってそう答える。

満足するかはわからないけど・・・そこそこ出来のいいものは渡せると思うしね。


「アリシアも何か可愛いの着させてあげたいな」


僕は膝の上で変わらずにポリポリとクッキーを食べているアリシアの頭を撫でながらそう言った。

するとアリシアはキョトンとした瞳でこちらを見た後ににっこりと笑った。


なんていうか・・・僕は早くもシスコンになりそうです。


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