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後編

近くに洞窟を見つけた私は、洞窟の主である、大きな翼のない龍に話しかけた。

洞窟の主は私の姿をみると、頭を下げてきた。なぜ頭を下げるのか、疑問を龍に問いかけると、龍はいう。いかにも私より強そうな龍は私より弱いのだと。


「お前は強くなるだろう」

「己には、勿体無い言葉ですよ」


私はそんなことはないといい、龍の瞳をまっすぐ見て語りかけた。龍がどれだけ賢く、強いのかということを。私は龍と洞窟で一晩をすごし、新たに気ままな旅に出かけた。


私が次に出会ったのは、知り合いの不死鳥だった。困っているようなので、私から話しかけると、心底驚いた顔で私をみつ見ていた。そんなに私がしゃべっているのが珍しいかと聞くと、首を縦に振ってきた。


私が肩をすくめると、嬉しそうに私を包み込んでくる。こいつが燃えている時に触れても、完全に燃えない生き物はものは、私ぐらいだからだ。あまり燃えないもにもいるが、だいたいはアイテムがついている。私は不死鳥に、白いものについて聞いて見た。


不死鳥はそれを、雪だと言った。あれにどうやったら、私は触れられるのか聞いて見ると、不死鳥は、以外な言葉を言ってきた。私が私以外の生物に変身すればいいらしい。私は一つ頷くと、早速変身して見ることにした。


私が変身した姿は、私に妖精と龍と不死鳥を足して、ちょうど割った姿だった。私の人のような姿をベースに、妖精の純粋、龍の力、不死鳥の炎がバランスよくできていた。


「何故だ、不死鳥はわかるか?」


最近噂の、魔王のようでなんとも言えない。私が困った顔で不死鳥の顔見ると不死鳥も驚いている、本当に不死鳥の驚いた顔は可愛いというやつだな、私が無意識にこぼした言葉で不死鳥は飛んで行ってしまった。


どうやら彼女の機嫌を損ねたらしい。この魔王装備は、どうやったら解除できるのだろうか。どれだけイメージしても治らないのだ。これが私の本来の姿なのかもしれない。


私は手のひらに、火の玉を作ると、真昼間の森の広場で、鳥達と遊び始めた。鳥に私の力を分けるとまるで、小さな不死鳥のようで、私は自然と嬉しくなった。不死鳥がいっぱいで嬉しい、これは本人に言うには恥ずかしい。


私の炎は、識別が自然とできるもので、私に悪意がないなら問題はない。私が好意を持っていると、自然に相手に力を分ける事も可能だ。今は昼間だが、夜になったら、とても綺麗な光景が見れそうだ。


不死鳥は確実として、妖精と龍も誘ってみよう、彼らは綺麗なものが好きだから、きっと気にいるだろう。私は今から楽しみで、鳥たちと遊びの趣向を考え始めた。


待ちわびた夜に私は鳥たち共に、不死鳥と妖精と龍をおどろかせた。私本来の、日常の性格が妖精に近かったようで、サプライズはとても楽しかった。また、彼らを楽しませたいと思っている。


夜明けまで楽しんだ私たちは、それぞれに帰宅して行ったが、今回は、妖精に俺に俺がついて行った。彼女はとても楽しいことが好きらしい。そして、新しい物好きだ。今回、彼女から異世界に渡ることができると、そう言われている。彼女は扉を探している。私も一度見たかったので、彼女の感を信じてついくことにした。


私たちは、捨て去られ荒廃した、街の中にいた。彼女が言うには、ここに扉があるらしい。彼女が指差す先には、錆びた鉄の塔が存在していた。私は塔の柱に触れてみる。錆びた鉄独特の、ザラザラとした感触が手に伝わる。


「ここから先は飛んでいきましょう」

「そうだな」


私は、炎を翼の形にすると飛び上がった。初めて翼を使った私に、彼女は手を差し出す。うまくバランスが取れず、よろめきながら空を飛んだ。私たちは塔の上についた。


私が一息ついていると、彼女が私を呼んだ。私は前を見る。

そこにあったのは、向こう側の景色が透けて見える扉だった。彼女は私に手を振ると、扉の向こうに消えていった。


さようならはしなかった、彼女なら、ふらっとこちらに帰ってくるだろう。その時にまた迎えに来よう。それに、私は見たのだ。彼女が消える数秒間の中で。異世界の空が、朝焼けの色に染まっているのを。


彼女が消えていったあと、私は空を見上げる。空からは雪が降って来ていた。私が雪に触れると、雪は溶けてしまった。彼女との時間が楽しくて、どうやら長居していたようだ。不死鳥や龍が私を待っている。私は、私の世界の朝焼けを一目見てから、その場を去った。





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