第四話 この世界の歴史と現在と魔王
「ふぅー、結構調べたな」
あのあと、約一時間くらい調べて色々と分かった。
まずこの世界についてだ。
この星の創造者「ソニア」により、この惑星「ミカ」の唯一神を決める大戦が行われた。
その大戦には七つの勢力が存在していた。
一つはこの世界の北にある大陸「アヴァロン・フレイム」の勢力、アンカ・フレイム種。
二つ目はこの世界の南にある大陸「アクエア・ファンティス」の勢力、メイレン・アダール種。
三つ目はこの世界の東にある大陸「ヤラト・クラル」の勢力、ベスティア・ファレン種。
四つ目はこの世界の西にある大陸「神風剣鬼」の勢力、インフェルノ・オウガ種。
五つ目はこの世界の天空にある島「ソール・スフィア」の勢力、アルナイル種。
六つ目はこの世界の中心にある島「ニイグリット・エスペーロ」の勢力、メンシュ・ハイト種。ここに現在セラゼロ王国がある島だ。
そして、七つ目は大戦の勃発していた裏で、この世界の地下にある国「デス・ダークネス」の勢力、シャドウ・オグマ種がいた。
シャドウ・オグマの王「レデル・ネロ」は、勃発していた大戦には参加しなかった。
大戦が始まり数千年。ソール・スフィア種の勝利で終戦した。唯一神になると何でも一つ願いを叶えてもらえる&神の紋章が渡される。勝利したソール・スフィア種の王をみるためソニアが惑星ミカに降りた。
しかし、ソニアが降り立った瞬間、シャドウ・オグマ種の勢力が裏から攻撃を仕掛け、ソール・スフィアは敗北した。ソール・スフィア種の敗北により、シャドウ・オグマ種の勝利へと変わった。
大戦で勝利を得たレデル・ネロは、ソニアにこんなことを要求したらしい。
「私をこの星の神ではなく魔王にし、地下に帝国を作れ。そして、帝国に私でも壊せないくらいの強い防御結界をはれ」
しかし、ソニアはその要求を拒否し、レデル・ネロと戦うことになったらしい。
一瞬だった。ソニアは負けた。レデル・ネロは創造者をも超える力を持っていた。
ソニアは、レデル・ネロの要求に応じることとなった。
要求を叶えたソニアはレデル・ネロに殺された。正確には封印された。
ソニアは封印する際に<六つの剣>をこの星に放った。その剣は、大地をも切り裂くことができるといわれている。
そして、六つの剣が集まり¨とある条件¨が揃うと結界が壊され魔王の帝国をへ行けるらしい。つまり、魔王への挑戦券が手に入るのだ。
このことをソニアは剣があったところの近くの石碑に書かれていた。
そして今は、六つの剣すべてが発見されている。各大陸、島の現在の王のもとに剣はあり、今は六つの大陸が協力して魔王への挑戦券を得ようとしている。なるほど・・・・・
と、思ったか!!!!
今もまだ戦争をしていて「みんなで協力~」という思考はなく、「みんな倒して俺最強~。魔王も倒してこの星の神になる~」なことをみんな考えて戦争してるんだろ!
ちなみに、魔王を倒した者はこの星の神&王になれるらしい。だからみんな戦争をしているらしい!!
バカかよ!!俺だったら、みんなで協力して魔王倒してみんな各大陸、島の王になればいいんじゃね!
・・・・まぁ、こんな感じだなこの世界の歴史と現在は。
「『魔王倒して、元の世界に戻ってゲームしよー』と思っていたが・・・・、無理だ。もうこの世界で楽しんで生きていこー。とりあえず、金がないから金稼ぎでもするか!」
そして、俺はアルティース図書館を出た。