春は名のみの
胸の奥のずっと奥
もっと深いところ
意味ない問いの繰り返し
隙間なく踏み固められた憂鬱
絶対的な質量と
引くことのない痛みに
ガラガラと寄せては返す
空ろな意識
かりそめの肉体を駆り立て続けた
虚しい熱情も今は潰え
がらんどうの闇に
中途半端に呑み込まれたまま
命を吸い取られていく
繋いでいくのが望みならば
もういいだろう
十分だろう
呼吸ができない大地にひそかに横たわり
緩やかに訪れる永い眠りを
うっとりと夢に見る
静かに朽ちていく
その日を苦しく待ち焦がれながら