道具 No.001 蜘蛛糸水槽
① モンスターフィッシュの一種である、ネバリトウメイマクシロイトグモ(以降、ネバリと省略)の糸を利用して作られている。④の輪っかを、ネバリの個着液を糊として張り合わせ、図のような鉢型にする。
② ネバリの糸と、口から吹く固着液を沁み込ませたものを複数本束ねた糸。伸びないが、引っ張りに強く、千切れにくい。
③ 開口部。ここから海水やモンスターフィッシュを入れる。いくらでも伸びるため、大きい個体でもたやすく入れられる。
④ ネバリの糸を何本か束ねて作った輪っか。海水と空気に触れることで、糸と反応して透明だが非常に伸縮性のある膜を張る。原理は不明。
⑤ 海水を張ると水面がきれいに見える。この水面にも膜が張っているが、
この膜は水の外からは突き破れて、中からは突き破れない。その性質はモンスターフィッシュの捕獲に大変都合がよい。
これから先も幾度となく登場することになる蜘蛛糸水槽です。モンスターフィッシュ捕獲と、飼育の必須品。頭の中でイメージしにくいものですから絵にしました。
分かり難かったら。透明な丸いシート貼り合わせて鉢の形にしました、と考えてください。