モンスターフィッシュ No.002 チョウチンアンコウ
① その名前の由来となっている、巨大なちょうちん。サッカーボール一つ分くらいの大きさはある。餌となる小魚をおびき寄せたり、緊急時は爆発させて敵を追い払うために使用する。再生する器官であり、引き千切ったものでも機能する。一度叩くと光り、もう一度叩くと消えるため、明かりとして利用されている。
② 青い、水色の歯。敵を捕食したりするのが目的ではなく、見掛け倒しのこけおどしである。非常に鋭利であり、自身を襲う者にその歯を突き刺す。刺さると、口から抜け落ちる。何度でも生え変わるため、刃物に加工して利用されることもある。
③ 土色と海色のモザイク模様の体表。ちょうちんの明かりを消すことで、周囲に完全に同化する。
④ ひれ。六枚のひれを持ち、それらを使用して非常に早く泳ぐことができる。全ては敵から逃げるため!
腹の中の町で大規模に利用されているモンスターフィッシュである。非常に臆病でおとなしい生物であるが、ちょうちんが爆発物であることから、モンスターフィッシュとして認定された。
ちょうちんの爆発は、振動波による衝撃である。熱エネルギーの爆発的放出とは異なる。人の手で握るだけで爆発することを利用し、本編では船長が自身の危機を乗り越えた。
腹の中の町では、ドクターによるこの生物の改造によって、規格外の大きさのちょうちんや、夕方っぽい光や、夜空っぽい光を出すちょちんが作り出されている。この改造種は、爆発の威力も通常種に比べて大きい。