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人物 No.008 緑青  呼び名:緑青 本名:花緑青(はな・りょくしょう)

挿絵(By みてみん)

①真っ青な髪。過去にも未来にもこのような地毛の存在は確認されていない。艶があり、枝毛一本なく、とても触り心地が良いそうである。船長は彼女と恋人になってからは頻繁にそれに触れていた。


②独特過ぎる服。胸部は金属でできた胸当てっぽくも見える。首元に幾重にも重ねて着用しているのは金属板の集合体である。それ以外は全て、布。無理やり当て嵌めると、古代ローマの服装に近いといえる。


③男性か女性か分かり難い顔。男らしいとはいえない顔だが、女らしいともいえない。だが、少し幼さが残っており、美形である。


④足首を保護し、足をしっかり踏ん張ることができる靴。形状と素材の特質から非常に滑りにくい。だが、靴底の素材が何由来であるかは不明である。



 かつての船長の相棒兼恋人。船長に多大なる影響を与えた。


 中性的かつ独特な服装をしているせいで女だと船長はしばらく気付かなかった。


 彼女の服装がどう見ても女性用のスカートではないか、と思った人も多くいるだろうが、そうとは言い切れない。船長が当時船に乗っていたとき、男でスカートを穿いている者もわりかしいた。


 セーラー服。元来、これはイギリス海軍の制服であり、男でありながらスカートである。海の男たちの中にはそれを愛用する者たちもいたのだ。


 だからまだ若かった船長は、彼女を見ても女性だとは微塵も思わなかったのである。そもそも、危険と隣り合わせの船の上で、女性がスカートで乗り込むなんてことは当時は全く考えられないことだったからだ。

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