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御谷治義夜久、今様の『イマノウ』

   義夜久   その他   一人称

 樹 義夜久くん 男女~さん 私

志保 ギヤク   男女~さん わたし

 葵 義夜久   女~ちゃん 私

         男~さん

優子 義夜久君 男女~さん  あたし、先生


こんな感じにしているつもりです

間違えてるとこあったらごめんね(てへっ


「……ん? あたし、いつ寝たんだろう?」


 暗い部屋の中で優子が目を覚まし、体を起こした彼女を月明かりが照らす。その月明かりは肩まで伸びた青みがかった黒髪に綺麗なエンジェルリングを、はだけた胸元を映し出す。服の上からでもDカップを超えていることは想像に難くない。


「確か義夜久君の部屋に来て、それから……!!」


 すべてを思い出したのか、耳まで赤くなっている。お漏らしをしてしまったのだから当然だろう。


「あ、あたし、義夜久君の前であんな……」


  腰を抜かしたり、気絶したりしたことは何度も経験している優子だったが、流石にお漏らしは初めてだったのだろう。


「って、今20時!? 早くみんなを起こさないと! 義夜久君、みんな、起きて!」

「んぁ?」

「んー? ここどこー」

「ふぁ、よく寝た」

「ん、わたしは一体……」

「寝ぼけてないで早く起きなさい、もう20時よ! 早くしないと親御さんから――」

「「「友達の家に泊まるって言ったわよ?(言いましたよ?)(言ったが?)」」」

「あっ、そう」


 もとから泊まる気満々の3人であった。


「優子先生、起きたんですね。気分はどうです?」

「最悪よ、この年になってあんな」

「お漏らししちゃうほど嬉しかったんですね? よかった、満足してもらえて」

「もう言わないでよ! うぅ」

「先生、仕方ないですよ。 あれほどの義夜久のダジャレはなかなか聞けないですし」

「そうですよ! 直接言われたわけでない私まで腰抜かしちゃったんですもの!」

「そうそう、ギヤクが悪いんですから気にしないでください」

「うん、みんなありがとう」


 女3人が慰めている間義夜久は


(精神年齢下がった優子先生かわええー)


 クズである。


「それじゃ、少し遅いけど夜ご飯食べに行く? 近くに良いコンビニがだな」

「何言ってるの! 来た時も言ったけど、ちゃんと栄養考えて食べないとでしょ!」

「義夜久はまたコンビニ弁当を食べてたのか?」

「そうなんですよ! もう少し、私たちの彼氏だっていう認識をですね」

「それです!」

「どうしたの、樹ちゃん? 突然大声出して」

「これからは私たちが義夜久くんのご飯を作ればいいんです!」

「え、いいよ。それに一緒に住んでるわけじゃないんだし無理だろ」

「なら昼ご飯ならいいわけね?」

「おいおい、志保まで何を……」

「なら1日交替で義夜久のお弁当作るか? 休みの日はみんなで作ればいい」

「それいいわね! じゃあ義夜久君、決定ね?」

「はい……」


 押しに強い4人であった。


「でもまずは今日の夜ご飯ね。ギヤク、何がいい?」

「んー、みんなで食べるんだから好き嫌いのわかれないものなら何でもいいと思うけど」

「それじゃあ、お鍋はどうだ? もう春だが、熱いわけではないので問題ないだろう」

「賛成です!」

「いいと思うわ」

「それじゃあ、鍋でいいか」

「なら、近くのス―パーでお鍋のお野菜セット買いましょう。どうせ冷蔵庫の中何もないんでしょ?」

「ははは……」




 

「(ガチャ)ただいまー」


 5人が買い物から帰ってきて、義夜久が誰もいない部屋にあいさつをする。

 

「さっそく作りますか!」

「はい!」


 料理は義夜久以外は作れるようだが、今回は鍋なので志保と樹だけが担当する。


「3人は机にでも座ってって」

「私たちに任せてください!」

「なんか悪いな」

「彼女たちも好きでやっているんだから素直に喜びなさい」

「そうだぞ、みんな義夜久のことが好きなんだからな」

「なんだか恥ずかしいな……」

「口説いたのはお前のほうからだというのに、甲斐性があるんだか無いんだか」

「そういうところもいいんだけどね」

「「ねー」」

「お前らな……ダジャレ言うぞ?」

「なんだ、ご褒美じゃないか」

「お漏らしした私に怖いものは無いわ」


 すさまじい開き直りである。


「そんなこと言ってられるのも『今の内』だぞ?『今ダメ』って言っても許さないぞ?『居間』だけに」

「義夜久、それはないよ」

「そうよ。『今』と『居間』だなんてありきたりすぎてつまらないわ」

「ふっふっふ」

「な、なによ?」

「国際ダジャレ試験999点と満点が聞いてあきれるぞ!」


 それぞれの点数は葵、優子、である。


「そ、そんな! まさか生徒会長の私が気づかないだなんて!」

「あたしはダジャレの先生なのに……嘘じゃないでしょうね?」

「本当だって。ヒント! 今回は英語を交えたものと、ダジャレを言うのは誰じゃ、の形を使ったんだ。」

「……! 『今の内』の『イマノウ』の部分を『今ダメ』の『ダメ』を英語の否定形にした『今no』とかけているのね!」

「でも、それだとダジャレを言うのは誰じゃ、の構文が使われてないわ。『居間』の部分で使っているんだろうけど……」

「タイムアップ! 解説すると、前半は葵先輩の出会ってるよ」

「やった!」

「後半は優子先生の言った通り『居間』のところなんだが、正確には『居間だけ』のところなんだ」

「『居間だけ』? いったいこれで何ができるの?」

「『だけ』っていうのは英語でonly、これをダジャレをいうのは誰じゃ構文に当てはめるとnolyに変換できる。つまり、『居間noly』となり、『イマノウ』になるだろ?」

「本当だ! やっぱり義夜久はすごいな」

「義夜久君に会うまでは自分よりうまい人なんていなかったからとっても楽しいわ。ありがとね」

「感謝の時はちゃんとした言い方があるだろう?」

「「アリが10匹ありがとう!」」


 樹と志保が鍋を作り終えるまでイチャイチャダジャレを言うのであった。


なんだこれ?


おかしな点があれば感想で教えてもらえるとうれしいです


100点換算でダジャレに点数つけてくれてもいいのよ?


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