女神の無茶ぶりがえげつない
どーも駄文商工会です。今回も思いつきをそのまま纏めただけなので相変わらずのクオリティーです。それでもよければどーぞ。
「突然ですが貴方には異世界で も 生活をしてもらいます」
仕事が終わり、さぁ寝ようと布団に潜ったその直後。オレは、きっと夢の中であろうこの謎空間で、目の前に出てきた意味不明な女から、訳のわからない宣言をされた。
よし、寝るか。
「ちょっ?!お兄さん待ちなさい!」
ったく、頭が軽そうなツラしやがって…うるせーよ。なんだよ。寝かせろよ。
「ちょっ?!酷っ?!この女神様のご尊顔に向かって頭軽そうとか罸当たりもいいところですよ!」
あぁ、頭軽いんじゃなくてイカれてる方だったか。本当に深層意識で見る女が彼女じゃなくてコイツとか…オレ、疲れてんだな。寝よ。
「ちょっ?!酷ッ?!嘗てないほど酷いですよ、お兄さん!そこはテンプレ的に『なっ?!オレの思考を読んだらだと…やはり本物か』的な流れじゃないんですか!?」
夢の中ならなんでもアリだろ。っていうか人の思考を読むとかプライバシーの侵害だな。訴えるぞ。そして寝るぞ。
「人間ごときに訴えられてたまるか!っていうか寝たいだけでしょ?!もうさっきから寝たいだけなんでしょ?!」
おう、口調乱れてんぞ。ってか人間ごときって…
まぁ、アレだ。この程度の煽りで乗ってくるならまだまだだな。一昨日来やがれ。よし、寝るか。
「あーもうッ!話が進まない!仕方ない、禁断の業を使うわ」
業ってw
「うっさい!さぁ、因果よ螺曲がれ。コイツの就職先よ、債務超過で倒産しろッ!」
「マジで止めろ!」
…チックショウ、目が冴えた。
ーーー
「んで?何なんだよ。その異世界で生活って?」
「異世界【で】じゃないわ。異世界【でも】生活してもらうわ」
「は?フツーに意味不明なんだけど」
「だから異世界でも生活してもらうのよ」
「一体どうやって」
「貴方が寝たら、私の管理する異世界で体がだけが一つ余っちゃったからその体でも生活してもらうわ。向こうでの生活は此方で寝ているときの夢になるのよ」
そうすれば脳への負担もないし問題なく生活出来るでしょ?と宣う女神(自称)「自称じゃない!」。
うっさい、いちいち思考に割り込むな。話が逸れたが確かに肉体的は問題はないかもしれない。だが…
「………それ、脳の疲労はどうなんだ?」
「ん?どゆこと?」
「人が睡眠を取るのは疲労もあるけど、1日の情報を纏めるっていう意味もあるんだろ?その睡眠時間を異世界の生活に当てられたら脳のキャパシティーはどうなるんだ?」
「あぁ、そういう意味ね。なら問題ないわ。異世界でも生活してもらうのは本当の意味で魂だけ。だからこっちの世界での出来事はこっちの体が、あっちの世界の出来事はあっちの体が睡眠中に処理するから問題ないわ」
成る程、脳の負担は問題なしか。だが問題は…
「じゃあ、精神的疲労は?」
「へ?」
「へ?じゃねーよ。仕事で疲れて『あぁ、やっと眠れる』っていう至福の時間が、『あぁ、寝たらあっちの生活か』ってなるんだろ?オレの精神は、いつ癒されるんだよ」
「…………あぁ、それは…音楽とか趣味の時間とかなんかあるでしょ?」
「ものには限度があるだろ」
「じゃあもう一つの体で自分探しでもしたら?」
「要はこっちに丸投げか」
「うっさい!つべこべ言わない!じゃあ、いってらっしゃい!」
とか言いながら何処からか金属バットを取りだし振りかぶる女神。
「オイコラ!オレは了承してないぞ!
ってかそのバットはなんだ!なんで振りかぶってんだ?!」
「あーもう、ごちゃごちゃ煩い!神様の決定なんだからアンタに拒否権はない!だからさっさと逝けェ!」
カキーン!
「ドワァア!ソコは定番の落とし穴じゃないのかよォォオオオ!」
ーアンタにそれをいう権利はない!ー
そんな間抜けな叫びと共にオレの意識は異世界へと飛び立った(物理)。
あの駄女神の無茶ぶりがマジでえげつない件について。
と言うわけで異世界転移もののプロローグ的ななにかでした。気が向いたら続きを書くかもしれません。




