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7 モフモフ…
朝、わたしは悶えた。
ここが乙女ゲーの世界だなんて!ねーよ!何考えてんだ、わたし。
彼に触発されたようだ。わたしの中のなにかがね……
恥ずかしい思考は心の中のブラックホールに放り投げ、わたしは起き上がる。
隣では飼いネコが気持ちよさそうに寝ている。のを構わず、その腹に顔を埋めモフモフする。ア〜、幸せ!
モフモフモフモフ……
そろそろ起きなければ。「もうおしまい?」って顔でこちらを見てくるネコにキスしてベッドから出る。
平凡な一日の始まりである。
帰宅後、特に彼に連絡はしない。世の恋人たちはおはようコールやおやすみメールなどすると言うが、そんなものはわたしの中では都市伝説だ。必要ない。
彼がどうおもっているかは知らないが、これでうまくいっているのだ。これからも必要ないだろう。離れている期間というのも重要なのだ。




