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21 恥ずかし〜

 カアサマたちからの餞別はマジックボックスにしまってある。このマジックボックスはスキルで、四次元空間にものをしまっておけるんだけど、なんでも、どれだけでもという便利スキルである。生物もおっけーだけど、出すときは死んじゃってるよ?

 魔法使いはこの類のスキルか、空間魔法を使えることが必須だから、わたしはスキルがあってかなり有利かな。空間魔法は本人の力量によって容量とか変わるからね。




 魔法学園の生徒は10〜18歳で、飛び級も留年もあるけど、卒業までに最短でも3年はかかるし、18歳になったら出て行かなきゃならない。

 だから新一年生は10〜16歳と決まっている。


 しかし、わたしは今それを疑っている。

 クラスにおっさんがいる!

 浅黒い肌に黒髪黒目、そしてヒゲ!身長は2mくらい?の工事現場とかにいそうなおっさんが、まさか16歳?なわけないよね!?


 わたしの他のクラスメイトたちも彼を遠巻きに見ている。

 このクラスでの注目度は彼がナンバーワンだ。

 この美貌でクラスの注目浴びちゃったらどうしよう、とかおもってたわたし、恥ずかし〜!




「はーい、みなさん、席に着いてくださーい!どこでもいいですよー!」


 担任とおぼしき人が教室のドアを開けて入って来た。

 テンションたっか〜……

 美人だけど、わたしは合いそうにない。


 とりあえず近くの席に座る。この教室、前の世界での学校を思い出すなあ。落ち着くわ。


「それでは自己紹介から始めましょうか。

 わたしはこれから一年間みなさんの担任をします、サンディです!治癒魔法が得意かな?学園生活を送る上で困ったこととかわからないこととかあったら相談してくださいねー!」


 白い肌に赤の髪、緑の目のサンディセンセーは生徒からの疎な拍手にも満足そうに頷き、窓際一番前の生徒から自己紹介をするよう指示した。

 まあ、セオリーだよね。わたしは勿論真ん中辺りの一番後ろの席を陣取っていますよ。

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