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10 さようなら
視界が暗転する。
せっかく点いた照明が遠くに渦巻くように消えていく。耳鳴りのような、こどもの頃、大きな巻貝を耳に当て聞いたような、ウミの音がする。塩気の混ざった香ばしい匂い。足元の感覚はなく、腕を締め付ける指の感触。
現実から離れ、夢の中へ落ちてゆくよう……
わたし、いま、なにしてたっけ?
目を覚ます。
生まれ変わったわたし。
わかるのはそれだけ。
あれから何年経ったかな?
わたしは今とんでもないことになっている。
わたし、これから勇者になるらしいよ?
視界が暗転する。
せっかく点いた照明が遠くに渦巻くように消えていく。耳鳴りのような、こどもの頃、大きな巻貝を耳に当て聞いたような、ウミの音がする。塩気の混ざった香ばしい匂い。足元の感覚はなく、腕を締め付ける指の感触。
現実から離れ、夢の中へ落ちてゆくよう……
わたし、いま、なにしてたっけ?
目を覚ます。
生まれ変わったわたし。
わかるのはそれだけ。
あれから何年経ったかな?
わたしは今とんでもないことになっている。
わたし、これから勇者になるらしいよ?
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