第一章~開戦~
ヒュルル~・・・ドカン!!!ガラガラガラッ!!
ジリリリリッ!!
火災報知機がなり始めた。
<近衛>「何だ!?」
近衛は音のしたほう、二号館を見るため、職員室をでて、廊下の窓から二号館をのぞいてみると・・・二号館の最上階にある図書室が抉れて煙が出ていた。
<近衛>「ッ!?何なんだあれは!?」
キィーーーーン
戦闘機の編隊と大きな飛行機が学校のすぐ上を飛んでいった。
<近衛>
B.i.Sと数人の先生が駆け寄ってきた。
<川真田>「おいおい何なんだ?・・・えっ?やばくね?逃げなきゃ・・・。」
タッタッタッタッ・・・
<近衛>「うわぁ~、あいつ生徒置いて逃げやがった・・・。あのマジ役立たずめ。」
とにかく、あの階の二階下にある俺らの教室が心配だ・・・。
俺は、走って戻っていった。だが、ところどころ、壁にひびが入っていた。走りながら、状況を考えてみる。
「地震・・・ではないよな?なんかその前になんか変な音聞こえたし、なんか空飛んでいたし。・・・まさか!?戦争?さっきテレビでやってたし。」
<天ヶ崎>「おう!!虹!!」
<近衛>
トイレのかげを曲がった途端に声をかけてきやがった。
「うおぉ!?何だよいきなり!?てか、なんでここにいるんだ?」
<天ヶ崎>「ちっと、ションベン。まぁ、それよりさっきのは何なんだ?いきなり過ぎて、俺なんてションベンとまっちたよ。かっかっかっ!!」
<近衛>「俺もよくわからん。だが、2号館が抉れてたぞ。結構やばそうだった・・・。」
<天ヶ崎>「そうか、クラスの皆が心配だな・・・。とにかく急ごう。」
<近衛>「だな。」
ピンポンパンポーン
<校内放送>《先ほど避難警報が発令されました。ですので皆さんは先生の指示に従って慌てず非難してください。繰り返します・・・・・・。》
<近衛>「だって、どうするよ?」
<天ヶ崎>「まぁ、教室に戻って先生の指示を聞こう。」
<近衛>「了解だ。おっと、ついたぞ。」
俺と天ヶ崎は教室の前までやってきた。
あんな放送があったのにまだ誰も避難してはいない。先生もまだ戸惑っているのだろう。
ザワザワザワ・・・
<生徒>「おお!!近衛と天ヶ崎だ!!大丈夫か?てか、状況はどうなってんだ?わかるか?いきなり避難しろって放送があって先生もよくわからないらしいんだ。携帯で情報を調べてはいるんだが、なんか電波障害があって圏外なんだ。」
<近衛>「さっき、職員室のテレビで少し見たんだが、中国が宣戦布告したらしい。」
<先生>「そうなのか・・・。話は聞かせてもらった。では、まず、ここはさっきの地震みたいので上の階で火事とかおきてるらしいからここから退避するとしますか。そうと決まったら、校庭に退避するぞー。」
<天ヶ崎>「よぉーし、聞いたな?皆!!神高先生の言ったとおり校庭に避難すっぞ!!ちなみに、怪我とかしてるやつはいないか?しているやつがいるなら、遠慮せず周りのやつに言って手を借りろ!!よし、いいな?行くぞ!!」
<神高>「皆さん慌てずに!!う~んこういうときに天ヶ崎君見たいな子がいてくれると先生としては非常に助かります。」
1時間前の航空自衛隊基地-待機所-
<石川>「もうすぐ交代の時間だぜ?」
俺は、雑誌を読みながら、相棒の高村に話しかける。
<石川>「もうすぐ、第6世代戦闘機が出るのかぁ~。」
<高村>「・・・うぅ・・・メンマ・・・。俺も大好きだ、メンマ・・・。ぐす・・・。」
<石川>「おい、聞いてんのか?」
<高村>「・・・・、うぉぉぉん(号泣)俺の元に生まれ変わってくれぇ。」
<石川>「聞いてくれよ~、たかむらぁ~。」
<高村>「これはもう最高のアニメだな・・・。はいはい、聞いてやるよ。んで、何だって?」
<石川>「だから、6世代戦闘機ができるんだってよ。気持ち悪いぞ~性能が。」
<高村>「そんなの知ったことか!!今はこっちのほうが大事だ!!俺はこっちに集中してんだよ!!」
<石川>
最近高村はアニメにお熱なんだよなぁ、前訓練したときアニメの台詞を永遠聞かされたかなぁ・・・
ミサイル撃とうとしたときなんて「いけ!!ファング!!」だっけか?そんな感じのこといってたんだよなぁ・・。かなり痛いやつだ。
ジリリリッ!!!
<放送>《緊急発進、緊急発進・・・・》
<石川>「もうすぐ交代だってのに・・・くそ」
<高村>「ほら、さっさと行くぞ。」
<石川>「はいはい。」
「su-47が2機らしいぞ。」
格納庫の中にあるタイフーンの機体の上でスクランブル発進準備をしつつ話しかけてみる。
バディのカムイが答えた。
<高村>「あぁ、大変だよ、こりゃ。もう、いくぞ。」
<石川>「OK、相棒。」
「右舷エンジン65%!左舷エンジンスタート!!エンジン65%!」
<整備員>《下回りよし!!通信装置とります!!》
<石川>「築城管制塔こちらフランプ1・4緊急発進の許可を乞う」
<築城管制塔>《フランプ1・4緊急発進》
《離陸方位270高度3万フィート最大速力》
二機のタイフーンが飛びだっていく。
日本海、3万フィート
<石川>
不明機はsu-47が2機らしいなんか、いつもと違うよな、いつもなら古い機体のY-8が一機きておしまいなんだが今回は違うらしい。
うん、めんどくさいにおいがプンプンしやがる。
<築城防空指揮所>「こちらフィーバー不明機を確認方位30度・距離60マイル|高度2万7000フィート《アルト・ツーセブン》不明機進路120敵速900ノット」
《それが目標だ視認せよ》
<高村>「了解」「今日も簡単に終わるといいな。IFF確認。」
<石川>「そうだと良いな。だが、それは、なさそうだな。あんなのが2機もくるんだからな。とにかく、はじめるぞ。」
<築城防空指揮所>《ただいま入電した!!中国は日本国に宣戦布告してきた!!敵はおそらく中国の尖兵だ!!まずは様子を見ろ。攻撃はまだするな!!!専守防衛だ!!》
<高村>「はぁ!?マジかよ!?」
<石川>「マジみたいだな、だって向こうさんはsu-47が2機だぞ?これは本気だろ。増糟投棄用意・・・・今だ!!」
少しでも機体を軽くするため、1000L入る燃料タンクを捨て、戦闘の準備をする。
<高村>「敵視認11時の方向同高度」
<石川>「敵機視認交戦開始!!」
一般的な戦闘機での戦闘はまず最初に敵機の右側をすれ違い国旗や部隊章を確認してから交戦開始となる。
すれ違ったあとからは相手の後ろを取るたACMを使う。スプリットS、インメルマンターンなど最初に使う。
<高村>「俺が囮になろう。あとはいつもどおりだ。頼むぞ石川。」
<石川>《ブッブッ》
声で返答するのがもどかしく、無線の入力を連続して入と切にすることによってでるノイズ音で返事をした。