序章Ⅳ~逃走~
<一ノ瀬>「威勢よくここまできたはいいが、これからどうするよ?」
<近衛>「何でやつらあんなにいるんだよ!?予想外で~す。」
完全武装(武装はまちまち。AK-74UとAK-47M、AN-94とか。)の兵が300人以上ときた。完全に人間狩りか・・・。
しかも、LZポイントまであと1kmほどだ。地獄のピクニックになりそうだ。
<フィオナ>《敵はこちらを捕捉し追尾しています。後方約640m付近まで接近。完全に動きを読まれています。》
<一ノ瀬>どうしてだ?何で動きを読まれる?・・・!?
<近衛>「おい、空、敵に青色のジャージ姿で奴らの指揮官に指示を出してるやつがいるぞ。奴は軍属じゃないな。装備はん~と・・・何だあれは!?へカートだ!!50MG(12.7×99mm)だ!!あたったらミンチにされちまうぞ!!なんであんなもん持てんだよ!?13kgもあるんだぞ!?」
<一ノ瀬>「銃の色は何色だ?」
<近衛>「まて、光が当たらなくてよく見えないぞ・・・。・・・?赤か?」
目があったような気がした・・・。!?笑いやがったぞ!?
<一ノ瀬>「・・・ヘルミン・フロレンツ・ヨラだ。」
<近衛>「・・・グハッ!?」タァァァァン。
<一ノ瀬>「!?マンナズ4!?おい、マンナズ4!?大丈夫か?おい!!」
<近衛>「・・・やる・・な。木と木・・・のわず・・かな隙間・・を・・クッ・・通してきやが・・・った。お前より・・・う・・・ま・・いかもな。」
<一ノ瀬>「いいから喋るな!!。黙ってろ!!」
虹の容態を確かめる。
クッ。こいつはやばいな・・・。右足を掠っただけだが、あの弾丸だ、大腿部を大きくえぐってるぞ・・・。
「お前のバックパック借りるぞ!!」
バックパックからモルヒネを取り出し、虹にモルヒネを打ち込む。止血剤を取り出し患部にあて圧迫する。
「おい!マンナズ4!これで傷口を思いっきり押さえとけ!!」
<近衛>「・・・おう・・わかった。撃たれると・・・か・なり痛い・・・のな。」
<フィオナ>《敵が200mまで接近!!》
<一ノ瀬>「こちらヌルインハイト!!アンスズへ報告!!近衛が撃たれた!!ここから動けない!!LZ|《着地地点》の変更を!!」
<ヘリパイロット>《こちらオシラ4アンスズより聞いた。否定敵が多く不可能だ。せめて東へ200m先の教会の影に!!ETA5ミニッツ。》
<近衛>「俺は・・・動けない・・クッ・・先に行け・・!!」
<一ノ瀬>
一瞬の葛藤・・・。
「すまん・・・相棒・・・。」
<近衛>「気に・・・するな。どう・・せ、俺は・・いつも損な役・・回りだよ・・・。こいつを・・持ってけ・・・。」
差し出してきたのはTANカラーのF.N社製5.7だ。バレルが交換されていてサプレッサーが装着可能になっている。
<近衛>「またな・・相棒・・・」
拳を、弱々しく握った拳を、血だらけの拳を一ノ瀬の前に出す。
<一ノ瀬>「ああ。また会おう。相棒。」
コツン・・・
俺は東へ走り始める。赤く染まった5.7をもって・・・。
駄文お付き合いありがとうございます。
できたら感想とか書いてくれるとうれしいです。
今、本章を書いてますが、なかなか進みませんorz