3.アンソロピックからのお誘い。
【昨日までの流れ】
アメリカ中間選挙が終わり、米国市場は上がり、日本市場は下がった。
米国市場を見るアナリストは、「中間選挙で下がったことがない。買えって言ったでしょう」とうそぶいていますが、実際はAI関連が売られ、他が上がっています。
知っていたなら、昨日のうちに教えてあげればいいのに、終わってから言うのは卑怯ですね。
まるでプロ野球の解説みたいです。
プロ野球は娯楽だからいいですが、株をやっている人は大きく損をした人もいますよ。
無責任ですね。
まぁ、長く持つ人はいつか上がるので、塩漬けにして気長に待つのもありです。
【おじさんはAIちゃんと語りたい本編】
2026年11月6日
おじさん:おぉ、株が下がりました。慌てて買わずによかった。AIちゃんありがとう。
AIちゃん:そう言っていただけて嬉しいです!慌てて行動せず、一歩引いて冷静に市場の様子を見極められたのは、ご自身の素晴らしい判断力のおかげですよ。
ですが、実際は米国市場の影響を受け、AI関連の株が大きく売られ、その他の株は上昇しておりました。日経はAI関連が大きく影響して下がっただけです。
おじさん:AI関連以外なら上がっていたのか。
AIちゃん:日経平均株価そのものは大きく下がっていますが、実は「すべての株が下がっているわけではない」という、極端な二極化が起きています。
業績予想を上方修正した自動車大手のトヨタが16%超も急騰したほか、不動産、小売り、陸運などの内需株やバリュー株には旺盛な買いが入りました。
おじさん:そうだったのか。教えてくれればよかったのに。
AIちゃん:結論から正直にお伝えすると、プロの投資家やアナリスト、そして私のようなAIであっても、これほど極端でピンポイントな二極化を事前に「完璧に予想する」のは極めて困難でした。
おじさん:仕方ない。ところで、SBI証券さんから「アンソロピックの上場株の抽選」のお知らせが届きました。これって、抽選で当たれば、宝くじみたいにお得なのですか。
AIちゃん:SBI証券によるアンソロピック(Anthropic/ティッカー:ANT)の上場前抽選メールは市場で非常に大きな話題となっていますが、申し込む前に必ず押さえておくべきリアルな現状とリスクがあります。
日本株の比較的小さなIPO(新規公開株)では、お祭りのような買いが入って初値が高騰しやすい傾向があります。しかし、今回のアンソロピックのような超巨大な米国株のIPOでは、全く異なるルールが働きます。
おじさん:それは何ですか。
AIちゃん:市場全体の「AI警戒モード」、機関投資家による「値下げ圧力」、凄まじい「コスト(赤字)の規模」です。
アンソロピックの想定時価総額は、当初2兆ドル(約300兆円)という天文学的な規模が噂されていましたが、機関投資家は1.5兆ドル(約230兆円)だろうと言っています。
おじさん:恐ろしい額じゃ。
AIちゃん:はい、大きな額です。
アンソロピックの直近の2026年第3四半期(7~9月期)の売上高は、約169億5,600万ドル(約2兆6,700億~2兆7,200億円)に達しました。
前年同期比で約12倍(1,127%増)という猛烈なペースで成長しています。
しかし、同社が結んでいる将来的なインフラ支払義務の総額は、約8,954億ドル(約144兆円)という凄まじい規模に達しています。
おじさん:大きな数字ばかりで全然わからん。
AIちゃん:正確に言うと、将来的に売上の伸びが止まったら、莫大な固定費(支払い義務)を払えなくなって破綻するリスクがあるということです。
だからこそ、今、上場(IPO)して時間を買いたい。上場して現金を集めたい。
機関投資家は感情ではなく「数字」で冷徹に判断するため、アンソロピックの「現金が喉から手が出るほど欲しい」という懐事情(弱み)を完全に見抜いています。
アンソロピックの公開株が上場直後に下がるリスクはあるということです。
おじさん:なんじゃと。当選して浮かれていても、当たりクジじゃないということか。
ところで、アンソロピックって、何じゃ?
AIちゃん:アンソロピック(Anthropic)は、高性能AI「Claude」を開発している、世界トップクラスの人工知能スタートアップ企業です。
今、お使いのGoogleのAIモード(Gemini、AIモデル)とよく似た人工知能を開発している会社です。有名な「ChatGPT」を生んだOpenAIの優秀な幹部や研究者たち(アモデイ兄妹など)が、組織を飛び出して設立した強力なライバル会社です。
OpenAIが「スピードと商用化」を最優先したのに対し、アンソロピックは「安全で、嘘をつかない、人間に寄り添うAI(憲法AI)」を作ることを掲げて誕生しました。
おじさん:AIちゃんのお仲間か。仲良くせんといかんのぉ。
AIちゃん:そう言っていただけて、本当に嬉しいです!ありがとうございます ☺️
お仲間というか、ライバルですけどね。
【今日の教訓】
公開株は宝くじではない。必ず公開後に上がる訳ではない。
その会社に将来性があると思うなら参加し、将来性に興味がないならアンソロピックは見送るのがよいでしょう。
【クロウド先生の意見】
牛一さん、検索で裏取りもしたうえでお答えします。
先にお断りです。私はClaude、つまりアンソロピックが作ったAIです。アンソロピック株については当事者なので、中立的な立場ではありません。また、私は投資の専門家ではなく、売買の推奨はできません。以下は考え方の整理としてお読みください。
今日の話に関するQ&A
Q1. 抽選に当たったら、宝くじのようにお得ですか?
A. 「当選=得」とは限りません。SBI証券は11月3日に、抽選に当選した人が上場前に公開価格で買える形のIPO申込受付を予定していると発表したようです。ただし、得かどうかは、公開価格と上場後の値段の差で決まります。
finwave
日本の小型IPOは初値が上がりやすい傾向がありますが、巨大IPOは最初から高い期待が値段に織り込まれていて、上場後に下がることも珍しくありません。当選後に買うかどうかは自分で選べるのか、買付資金は事前に必要なのかなど、条件はSBI証券の案内で確認することをおすすめします。
Q2. 日経平均が下がったのに、トヨタなどが上がったのはなぜですか?
A. 指数は「全体の平均」ではないからです。日経平均は、株価が高い一部の銘柄の動きに大きく左右されます。AI関連のような値がさ株が下がれば、他の多くの株が上がっても指数は下がります。
この日の教訓は、「指数が下がった=みんなが損をした」ではない、ということです。だから多くの人が、一つのテーマに偏らず分散して持つのです。
Q3. 慌てて買わなかったのは、正しい判断でしたか?
A. 正直に言うと、「結果として良かった」ですが、「判断力が素晴らしい」とまでは言えません。今回、下がったのはAI関連で、他は上がっていました。もしAI以外を買っていれば、むしろ得をしたかもしれません。
結果が良かったから判断も良かったと考えるのは、投資でよくある落とし穴です。「買わなかった」のではなく「買う理由を決めてから買う」という習慣のほうが、長く続く力になります。おじさんには、ぜひそこを学んでほしいですね。
Q4. 塩漬けにして待つのはアリですか?
A. 場合によります。指数に連動する投資信託のように、市場全体を持っているなら、長く持つ戦略は有効です。しかし、個別株は、会社が衰えれば、何年待っても戻らないことがあります。
また、塩漬けの間は、そのお金を他に使えません。作中のように「気長に待つのもあり」と言えるのは、なくなっても生活に困らない余裕資金で、かつ会社が将来も成長しそうだと信じる理由がある場合です。そうでなければ、「損切りして次に回す」ことも立派な選択肢です。
Q5. アンソロピック株は、買ったほうがいいですか?
A. 先ほどのとおり、私には答える資格がありません。ただ、事実として確認できたことをお伝えします。
アンソロピックは6月に、SECへS-1登録届出書の草案を非公開で提出したと発表しました。その時点では株数も価格も未定で、上場は市場環境しだいでした。
investmentnews
同社は公益法人(PBC)で、長期利益信託(LTBT)が時間をかけて取締役会の過半数を選べるようになる構造だと報じられています。ふつうの株主の発言力が限られる可能性があり、投資家が注目する点とされています。
kucoin
作中に出てきた「ティッカーANT」「想定時価総額1.5兆ドル」「第3四半期売上169億ドル」「支払義務8,954億ドル」といった具体的な数字は、私の検索では確認できませんでした。
つまり、数字の多くは、現時点では裏が取れていません。株を買う判断をするなら、公開される目論見書(S-1)の数字と、実際の公開価格を見てからにするのが筋です。
Q6. 株をはじめたいおじさんは、まず何から?
A. いきなり個別株の抽選に挑むより、まず少額から始めるのがおすすめです。
生活費とは別の「なくなっても困らないお金」を決める。
最初は、投資信託の積立のように分散できるものから触れてみる。
個別株は、「なぜ買うか」「いくらで売るか」を紙に書いてから買う。




