当たり前の話だけど100%の確信がなかったからこそとても嬉しいのです
おはようございます。
今週もよろしくお願いいたします!
マニアックな話なのですが・・・嬉しかったので書かせていただきます。
ちなみに初詣のおみくじは「末吉」でした。
私は商売柄&10代の頃からの半田ごて少年である両方の理由により、ずっと楽器及び周辺機器の改造に着手してきました
まあ別名「好き者」とも言います
楽器と言ってもギター関連なのですけどね・・・
その中で41年前にとあるメーカーにオーダーしたエレキギターを、その後自分なりに何回も改造して、良い音の追求をしてきました(あくまでも自分なりにです)
原則仕事で使用できないといけないクオリティを保つのは当たり前ですし、オーダーした時もそれが基本の仕様になっていました
また、私の持っているもう一本のエレキギターは購入当時より音に高評価を得ていました
お陰様でこのギターを弾くと「とても良い音ですね」とよく言ってもらっていました
このギターは20年近く前に購入したものなのですが、現在もノーマルのままです
エレキギターとは言え、使っている木材やパーツで音が大幅に変わります
そして音楽のジャンルによってそのギター固有の音には向き不向きがあるのも事実なのです
なので、私はどのジャンルにでも対応できるように20代の頃からギターを揃えてきました
仕事道具の拡充でもあり資産への投資でもあるのです
そのままノーマルなまま使用しているものもありますし、自分で改造し倒しているものもあります
その中で冒頭の41年前のギターは改造し倒しているギターなのですね
このギターは通常のロック、ポップスにはもってこいの割と幅広いジャンルに使えるギターに属します
そこから何故改造をするのか?と言うと、さらに対応範囲を広げたいからなのです
自分が欲しい音を出すにはどう改造すれば良いか?
当然周辺機器との相性も考えながら改造します
このギターは10年ほど前にピックアップをSD社(と呼びます)製に載せ替えました
ピックアップとは何じゃい?と思っておられる方に簡単に説明させていただきます
ピックアップ・・・日本語で「拾い上げる」という、その名の通りエレキギターは弦を弾くとこのボディに搭載されたピックアップが音を拾い上げてくれるのです
構造は基本的に磁石にコイルが巻いてあるだけなのですが・・・
学校で習いませんでしたか?
フレミングの法則というやつですね
なんか試験の時に左手の親指と人差し指と中指をそれぞれ3方向に向けてブツブツ言われた記憶はありませんか?
磁界の中でコイルに対して導線を動かせば発電できるのですね
ピックアップ本体は磁石にコイルが巻いてあると書きましたが、導線にあたるのが弦なのです
だから弦は電気導電体でないといけないのです
エレキギターの弦が金属製(鉄やステンレス等)なのはこのためなのです
そしてこの弦の振動で発電した電気を、ギターアンプで増幅するとスピーカーからあのエレキギターの音が鳴るのです
ピックアップからスピーカーまで全て導電体で繋がれていることになります
話をSD社製のピックアップに載せ替えたところに戻しますと
このピックアップも巷では高評価で、癖のない幅広いジャンルの音楽に対応できるピックアップなのですが、癖がない分なんといいますか物足りないなぁとずっと思ってきたのです
確かに使える音なのですが・・・う~んという感じです
それで昨年末にあの「とても良い音ですね」と言われるギターに載せてあるG社製の同じピックアップに載せ替えようと決めたのです
さて、まずは何が載ってあるかから調査開始です
そして現に今も廃番になっていない現役なのか?
これが一番大切です
無かったら中古品を探すとか、余計にややこしくなる
すると・・・20年近く前のそのギターは世界で限定200本しか製造されていないことを初めて知り驚いたのです(予想外の展開でした)
ほー・・・
でも、そのギターに載ってあるピックアップは今も現役であるらしいことが分かり一安心したのですが、注文してもメーカーに在庫がないので下手すると数ヶ月待ちになるとか・・・
まあ、ええかぁと注文したら・・・
なんと5日後に来ました・・・なんのこっちゃ(笑)
ラッキーなことに、昨年末までに手に入ったので、去年のうちに半田ごて少年となり無事載せ替え完了しました
ここで、まずは自宅で音出ししてみるのですが、実際に使えるかどうかは現場にて大音量で音出ししてみないと解らないものなのですね
ということで、いきなり現場に持っていき博打をしてきました
今年初の博打はどうか?
結果、勝ちました(笑)
数段にヌケの良い存在感のある音に生まれ変わり周りの評価も上々でした
いやあ上手く言って嬉しかったです
いろいろ自分で考えても100%の確信は持てないものだったけれど、それが上手くいけば嬉しいのです
とても当たり前の話でしたが、今年の幕開けは良い音からスタートしました