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14 OとJK (B)

続きです!

今日から活動報告に『きょうのどっぐ~でんせつ~』を不定期で更新しようと思います!


<<<<<セツナ:パート>>>>>


 あたしらしくないことをしちまった。

今までは、あたしとお姉ちゃん以外の人を助ける余裕はなかった。これからもそのはずだった。



 「おいこら、おっさん! あたしのどこを見て男と判断したのか、ちゃんと理由言えよ! あん?!」



クソったれ! 何もかもおもしろくない!

自分の行動もだし、この失礼なおっさんに対しても、無性に腹が立つ。



 おっさんは、あたしのある一点をガン見した後、ニッコリ笑って言った。



 「だってお嬢ちゃん、*****なんだもん! そりゃあね! おっちゃん勘違いするよ~」



こいつ、なにヘラヘラしながらセクハラ発言かましてんだ? ぜってーー殺す。

今すぐにでも、金属バットで殴りかかりたい。



 (落ち着け……。落ち着け、あたし)



煮えくり返る怒りを抑え、冷静に考える。



 (今のあたしは、丸腰だ。下手な行動をすれば、とっ捕まるか殺されるかの二択しかねぇ)



チラッと倒れている変態を見る。



 (それに、足手まといの変態をなんとかしなきゃいけねぇな)



あたしは、この場を切り抜けられる最善の方法を考えながら、祈者(きじゃ)と会話を試みる。



 「おっさん、あたしらに何の用? 用がないなら、とっとと帰ってほしいんだけど? はっきり言ってうざいよ?」



祈者(きじゃ)はニタニタ笑いながら返答した。



 「いや~ね? 道端にケチャップ垂れ流してる不届き者がいたから、注意しようとね。ケチャップ辿って行ったら風呂屋に着いたわけ」



そして付け加えるようにして言う。



 「この町を汚す、汚れ者はお仕置きしなきゃね」



祈者(きじゃ)が一歩、また一歩と少しずつ近づいてくる。


 “ドン!”


祈者(きじゃ)が何かに躓きそうになる。



 「???」



祈者(きじゃ)が足元に目をやると、変態が大の字に寝転がっている。



 「なんだこれ……」



不思議そうに変態をみる祈者(きじゃ)



 「この兄ちゃん……。なんでこんなところで寝てるん……? それになんだこの大量の白い煙……」



祈者(きじゃ)はまじまじと変態を見ると、



 「なんだ、なんなんだこの大量の水は……」



祈者(きじゃ)は、ゆっくりとかがむ。

そして、変態から出てる水たまりを指で拭い、それを口元まで持っていくと、



 「ペロッ」



その光景を見た瞬間、全身に激震が走る。



 (ヤバいヤバいヤバいヤバい!!)



怪物の中でも特にヤバいとされる理由を間近で知ることになるとは。



 (こいつはモノホンだ!!)




祈者(きじゃ)の目が大きくなる。



 「こ、これは……!」



ゴクリと喉を鳴らして言う。



 「しょっぱい!!!」


 「ヴゥゥーーオエッーー!」



ーーーー吐いてしまった。

えっ……? なに? あたし、さっきから変態の汗エキス吸ってたの!?



 「大丈夫か!? お嬢ちゃん? おっちゃんが背中さすってあげるよ」


 「ヴゥ……ぢかづくな゛!」



祈者(きじゃ)が心配そうに見る。

まさか、怪物に心配される日が来るとはな……。



 「んんん?」



突然、祈者(きじゃ)が首を傾げる。



 「この兄ちゃん……、どっかで見たことあるんだよな……」



祈者(きじゃ)はジッと首を傾げながら、変態を見る。

すると、



 「グフ!! グフッグフッ! ギャァァァ!!」



突然、外から獣のような叫び声が聴こえてきた。



 「バ……バダべッ……ダァァ!!」



なんだ? 獣の叫び声だが、よく聞くと言葉のようにも思える。



 「おうおうおう! どうしたどうした」



祈者(きじゃ)はまるでペットに話しかけるように言う。



 「あの子なぁ~。ちょうど最近、お迎えしたんだよ~」



ニタニタしながら言う。



 「よく食べる子でさぁ、そろそろお腹が減る時間だよなぁ」



そして、あたしのほうを真っ直ぐみると言った。



 「ちょうどいい、おやつもあるしな」



その時の顔は、どんなにサイコパスな人間でも作ることができない笑顔だった。

口は耳まで裂け、細くなった目はエサを見る獣の目。

人生で一番見たくない顔だし、聞きたくもないセリフだわ。

しかし、黙って怪物に食い殺されるほど、あたしは弱くねーーぞ。

 

 あたしも、笑顔には笑顔で返答した。



 「Oh……そうかよ。食うんなら、たっぷりタレが付いてるそいつにしな」


 「お嬢ちゃん、やっぱり兄ちゃんの間違いなんじゃない?」



祈者(きじゃ)は突然、真顔で言うと口を大きく開き、



 「ナァァアアァナァァ!!」



叫んだ。音だけで建物がぶっ壊れるんじゃね!? と思うくらいの声量だ。

 

 耳がキーーンとする。危うく鼓膜が破れそうだわ。

クッソ……、なんでタレ付きの変態じゃダメなんだよっ! タレ付き選べよ。

変態を見ると、相変わらず白い煙を出して寝ている。

回復薬飲んで、白い煙出すやつ初めて見たわ。もしかしてアレルギー反応じゃねぇだろーーな。

とりあえず、笑顔には笑顔。奇声には奇声で返しとくか。

 

 あたしは、深く息を吸い込む。そして、おっさんに向かって叫んだ。



 「このハゲぇぇぇぇ! ちがうだろぉぉぉぉぉぉぉ!!」



なんかパワハラ発言する殿様になった気分だな。

 

 あたしはハゲに蹴りかかった。

誤字脱字があれば教えてください。

明日は二話分投稿しようと思ってます。更新はお昼12時と夜19時くらいを目安にしています。


あと再度になりますが、前書きにも記載しました、

今日から活動報告に『きょうのどっぐ~でんせつ~』を不定期で更新しようと思います!

更新した場合、前書きと後書きにお知らせしようと思います。

よろしかったら、是非覗いてみてください!感想などのコメント頂けると嬉しいです!


この作品への評価・感想・ブックマークをして頂けると作者の励みになります。

よろしくお願いいたします!


引き続き、読んでいただけると嬉しいです!

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