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水龍

「さて、お主がこの湖にいる水龍を倒せば龍魔法を修得出来るようになるから頑張るんじゃぞ」


「いきなりこれと戦うんですか?」


「ん?わしを心配してるのか?大丈夫じゃぞ、わしなら遠くで見守っとくから水龍の攻撃は当たらんから」


「そうじゃないですよこれをたおせっ…」


「んじゃお主が倒せたらもどって来るから」


「ちょっまっ」

シルクの頭の中の整理がつかない内にお婆さんは魔法を使い一瞬で消えていった。


「とりあえず巨大な敵には上をとる!」


「そして、【ライトランス】【ライトタワー】」

シルクは急いで箒に乗ると水龍の上をとると、速攻で魔法を使い攻撃した。


「ぎゃぁぁぁーーー」


「うわっ、おっと、くっ」

反撃とばかりに水龍はシルクに向かって強烈な水属性のレーザー攻撃をした。


「さすがにHPは全然減ってないし、攻撃も普通に強い。前に私と戦った溶岩竜と同じなら…」


「よっと、ぐっ…」


「他のこと考えてる暇はないってことか。とりあえず、5割削らないと分からないか」


「【ディフェンスダウン】【ライトホーミング】」

シルクは攻撃魔法だけでなく敵を弱体化させる魔法を使い、攻撃することにした。


「対人戦ではあんまり強くなかったけど、モンスター相手なら当たりやすいし使えるなぁ」


「そして、さらに自己強化も含めて【光魔法強化】【ライトバレット】」

シルクは弱化魔法と自己強化魔法を組み合わせて水龍にダメージを与えていくがそれでも2割を削るが限界だった。


「うっ、やばいやばい。なんとか攻撃避けられてるけど、2回も3回も受けられるはずがないし」


「それよりも全然ダメージ入ってないじゃん」


(しょうがない。箒を降りて杖に持ちかえて、攻撃力を上げるかそれともこのまま少しずつ削るか…)

シルクが考えごとをしてる内に水龍がシルクに向かって青いレーザーのような攻撃を放ってきた。


「やばい、避けられなっ…」


「ぐはっ」


「うわぁーー!」

シルクは一瞬の油断が命取りになることを理解していたものの、ほとんどの人間には出来てしまう隙をつかれ、シルクは水龍の攻撃に当たってしまった。


(やばいこのままじゃ落下死しちゃう…あっそうだ。あの手があったじゃん)


「【テレポート】」


「ふう、落下死だけは避けられたし、とりあえずここは【ハイヒール】」

シルクはお婆さんの魔法が使えそうだと思い、少し前に手にしていた【テレポート】を使い、地面にノーダメージで着地すると攻撃で受けた分のダメージを回復した。


「地面に降りちゃったことだし、ここからは杖に持ちかえて最大火力でゴリ押し作戦でいきますか」


「それにここまでダメージが入らないならエイルさんの試作品もためしてみようかな」

ルーンはそう言いながらグローブと杖を入れ替え、箒をしまい戦闘体勢に再度はいった。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] >さすがにHPは全然減ってないし、攻撃も普通に強い。シルクと戦った溶岩竜と同じなら シルクっていつの間にシルクと溶岩竜相手にしたんですかね?
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