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黒翼の悪魔3

「【ファイヤーバレット】【アクアタワー】」


「あははっ、遅いよ。攻撃が遅いよ。この黒い翼があるかぎり私にはあなたの攻撃は絶対に当たらないよ」


「うっ、やっぱり翼だから箒の私よりも速い」


「次で決めちゃおっかな【悪魔のフォーク】」

シルクは今度は余裕をもってリリスの攻撃を避けることができたがある違和感に気付き始めた。


(あの悪魔達は私には攻撃してこないのか。結構なめられてるみたいだね)


「何よそ見してるの?結構隙を与えて無いつもりなんだけど余裕なのかな」


「余裕なわけないでしょ【ファイヤーバレット】」


「あははっ、だから私にはその攻撃は当たらないし、他の攻撃も当たらないよ」

シルクはアチェ以上に自分の魔法が当たらないと思った相手に動揺を隠しきれなかった。


「っ、やっぱり全然攻撃が当たらない」


「そりゃそうよ。私に攻撃を当てるなんてそうそうできることじゃないもん」


「でも、あなたの攻撃も私に一回もあったってない。内容だけに見ればとんとんって所じゃない」


「チッ、手加減してるのにそれに気付かないとかどんだけ頭の中お花畑なんだよ」


「えっ…」

シルクは急激に変わったリリスの様子に驚き一瞬固まってしまった。


「だったら当ててやるよ。【黒風の嵐】」


「な、何これ風が強すぎる。うわぁーー!ぐはっ」

リリスが黒い翼をはばたかせ黒い風をおこすとそれにあおられ箒の操縦がきかなくなり地面に叩きつけられた。


「これでとどめだ。【聖槍一閃突き】」


「あ、アイテム【ワープ草】」

シルクは20メートル以内にランダムでワープするアイテムのワープ草でリリスと距離をとると覚悟を決めた。


「ここは一か八かだよね。アイテム【爆炎の魔方陣】」


「あぁ、エイルの店に置いてあるピーキーなアイテムか。そんなもので私は倒せない!」


「【ファイヤーレーザー】【ファイヤータワー】」


「そんなの当たるわけないでしょ。最後の悪あがきにしては面白かったけど終わりだよ。【聖槍一閃突き】」

シルクは盛大に火属性魔法を連発して迫ってくるリリスに当てることが出来ずにリリスの槍に貫かれた。


「ま、最低限の仕事は出来たから良かったかな…」


「ん?仕事?まぁ、いいやそこそこのポイントは手に入ったし良かったかな…っ」


「ポイントが全然入ってない!ていうかポイントが1ポイントも入ってない!どういうこと?」


「確かに倒したはず…あの女は光になって消えたのは見たし、最後の攻撃は確実に当たっていた…」

シルクを倒したはずなのにポイントが入ってないことにリリスはかなり動揺することになった。

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