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運営側の策略

最後にお知らせがあるので出来れば最後まで見てもらえると嬉しいです。

イベント参加者に運営からメッセージが送られる少し前、運営はあわただしくなっていた。


「絹塚さん、イベントがもうすぐ折り返し地点の4時間目に突入しますし、メッセージ送る準備しますよ」


「あれ、まだ30分しか経ってなくないかい」


「前にも言いましたけど、時間加速でイベントステージは3倍の早さで時間が流れるって話ですよ」


「そうだったね、忘れてたよ。それじゃあ、あと30分くらいでアレが見られるんだね」

絹塚は楽しそうに報告しにきた部下と話していると他の部下が絹塚のもとにやってきた。


「絹塚さんがマークしていた。プレイヤーたちの行動履歴を一応報告しておきます」


「ありがとう、それ簡単に口で教えてくれないかな」


「あっ、はい。トップ2のフィアが火山を凍らせた現場にツクヨミの少女がいあわせ、接触したことですかね」


「そうか…フィアが火山を凍らせたのはしょうがないが、その現場でルーンと接触したのか…」

絹塚は顎に手を当てながら考える素振りを見せて少しの間、目を閉じたあとニヤッと笑った。


「まぁ、その話はおいといて君はこれからの状況がどう転ぶと思うかな」


「これから…と言いますと、どのようなことになるのですか。すみませんが私はこの先のことを知らないもので…」


「あぁ、君の部署はこのイベントに関わってないんだっけか。説明用の紙があるから…はいっ」

絹塚は1人の社員に今回のイベントの説明用紙を渡すと、その社員は驚いていた。


「これってつまり、このイベントは1つのルールで6時間やるのではなく、二部構成になっていて…」


「そう、一部目が今やっているモンスターを倒してポイントを稼ぐ、モンスターとの戦い」


「そして、二部目がその手に入れたポイントをプレイヤー同士が取り合うプレイヤーとの戦いってことだね」

絹塚は淡々と1人の社員に第二回イベントの説明をしているときに、丁度ゲーム内で3時間が経過した。


「おっ、そろそろメッセージがプレイヤーたちに届いてるころだし、一緒に見てみようか」


「あっ、はい。じゃあ、Aクラス以上のプレイヤーたちがステージを見てみたいです」


「わかった。ここでは何だしモニタールームに行こうか」

絹塚がそう提案し部下がそれに了解すると、2人はイベントでの不正や反則行為が無いか監視するモニタールームに出向いた。


「おっ、もうさっそくバトルロワイヤル状態だ」


「あっ絹塚リーダー、今のところ不正などはありません」


「それは何よりだ。で、どこかで面白い戦いはしてないのかい?ちょっと見てみたいんだ」


「んー、トッププレイヤー同士の戦いは無いですね。まぁいくらトップ同士でも会っても避けると思いますけど…」


「いや、トッププレイヤーじゃなくても面白い戦闘はあると思うよ。特に今回の様なルールでは」

絹塚がそう言っているのを横目に部下は絹塚が言うトッププレイヤー以外についても少し考えていた。

突然なのですが、筆者である私の用事がたてこんできたため、2週間弱更新をお休みさせていただきます。

物語も次の展開に向かう良いところでおあずけ状態になり、楽しみにしてくれている人には申し訳ありませんがお休み明けからさらに面白いルーンやシルクの物語を書いていこうと思うので楽しみに待っていてください。

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