表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
71/299

キラーフィールド3

ルーンは話に聞いていた通り火山が凍ったのを見て、実際に見るのはことは凄すぎて声が出なかった。


「どう?私の魔法凄いでしょ」


「凄いっていうか話には聞いてましたけどこれって…」


「あぁそうだ。これ、ルーンちゃんの分のポイントだから、私の自慢に付き合ってくれたお礼」


「あ、ありがとうございます」

ルーンはフィアから自身のポイントとほぼ同じくらいのポイントを貰ったことにも驚いたがやはり魔法の衝撃には勝てなかった。


「ルーンちゃんはこれからどこに行くの?」


「西に見えた荒野に行く予定ですけど…」


「私は東に行く予定だからここでお別れだね」


「そうですね。まぁ、フィアさんみたいに強い人と同じ場所にいたらポイント取れないですし…」


「ルーンちゃんも強いんでしょ。今度会ったらその自動的に増えるポイントのカラクリ教えてよ」

ルーンはフィアの一言にハッとなったがそれ以上追及されることもなく2人は別れそれぞれ歩き出した。






ルーンがトッププレイヤーと遭遇している間にシルクはというと、箒を使い敵を見つけやすい草原で上から魔法を撃って倒していた。


「結構ポイントは稼げてるけど、やっぱり魔法使いはMPが消費がかなりヤバイなぁ」


「まぁ、MPポーションにはまだ余りがあるから良いけど」

シルクの場合魔法以外にも箒を使っているため、時間が経てば経つほどMPがジリジリ減っていた。


「【ファイヤーバレット】【ファイヤーバレット】」


(はぁ、時間が経過してから敵が一撃で倒せなくなったし、ここら辺で下に降りようかな)

シルクはそう考え箒で地上に降りようとした瞬間あることを感じ、シルクは降りることを止めた。


「あーあ、待ち伏せされちゃってるよ。ルーンの言った通り目立ち過ぎると狙われちゃうのか」


「さすがに今プレイヤーキルしたら他のプレイヤーに殺られかねないし、ちょっと遠くに行こうかな」

シルクは草原から近いジャングル地帯に向かい、そこで箒から降り武器をグローブから杖に変えた。


「ジャングルにはモンスターも多いだろうし、いりくんでるからプレイヤーもあまり好んで入ってはこない」


「いるとしたら初期リスポーンがここだったプレイヤーか身軽なプレイヤーくらいかな」

シルクはあわよくばルーンと合流して、2人で行動できればと思いも少しあったがそんな簡単なことではなかった。


「さすがにルーンはいないかぁ。フィールドはリアルの東京と同じくらいらしいし」


「それに前回のイベントのAランク以上のプレイヤーしかいないし、やられてないと良いけどなぁ…」

シルクがそう思いながらジャングルの中を進んで行こうとしたとき、誰かに見られてるように感じた。


「誰かいますよね。出てきてもらえませんか」


「はは、バレてたみたいだね。やっぱり俺には潜伏とか向いてないわ」

そう言ってシルクの目の前にある木の陰から茶髪で少しチャラそうな長身の男が出てきた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ