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モンスターボックス3

シルクは目を開けるとそこには大勢の人がいる広場ではなく、映像で見た洞窟の様な場所だった。


「ここでモンスターと戦うのか…広さ的に問題ないか」


「おっ、モンスターが出てきた。【ファイヤーバレット】」

シルクは持っている両手杖をアイテムボックスにしまい、手袋の様なものを着けるとそこから小さいけれど速い炎の弾がモンスターを貫いた。


「おーさすがエイルさんに作ってもらった手袋式の杖はすごいよ。これなら箒の時にも安定感は増すし、結構高かったけど頼んで正解だったよ」

そう言ってシルクはモンスターに魔法を撃ち込むと、次のウェーブが始まる前に箒での飛行を始めた。


「【ファイヤーバレット】【ファイヤーバレット】」

シルクはウェーブが始まった瞬間敵を殲滅して、次のウェーブに移り10ウェーブ目にいくまではルーンよりも早かった。


「ボスは普通に倒そっかな。【ライトタワー】」

シルクの魔法の威力にボスは一瞬にして消えてしまいシルクは手応えを感じられなかったもののすぐに現れたモンスターを倒すことに集中していた。






シルクは空中から魔法を撃って倒している分ルーンより早く進められているが、MPの消費が激しいためモンスターからドロップするポーションをたびたび使いながら戦っていた。


「【ファイヤーバレット】ふぅ、次で50ウェーブ目ボスかぁ」

シルクが一息つき、ポーションを使った瞬間50ウェーブ目の大ボスが現れた。


「おー今までのボスよりも大きいけど、まだ倒せないってほどではないよね」


「【ファイヤータワー】【アクアランス】【ライトホーミング】」

シルクの上空からの魔法攻撃でボスに大ダメージを与えていたが、ボスの攻撃をシルクはもろにくらってしまい箒から落ちてしまった。


「ぐはっ、さすがに落下ダメージも加わったらなかなかのダメージだよ」


「とりあえず【ハイヒール】【ライトタワー】」

シルクは自分のHPを回復し、残り少ないボスのHPを削りきって箒にもう一度乗り、次の敵に魔法を撃ち込んだ。






イベントの制限時間が迫ってきているが、シルクは悠々と空中で飛行しながら魔法を撃ち込んでいた。


「時間もあと少ししかないし…効率を上げるためにはこれを使おうかな」

そう言うとシルクはモンスターがいなくなる瞬間に箒を降り、手袋ではなく杖に持ち変えた。


「よし、これで…アイテム:【爆炎の魔方陣】」

シルクがそう言うと、足下に赤い魔方陣が浮かびあがり魔法の威力を増幅させた。


「【ファイヤホーミング】【ファイヤーランス】」

シルクの魔法の威力は圧倒的に上がっていたが、MPの消費も激しかった。そして、アイテムの効果がきれる直前にイベントは終了した。


「効果が切れたあとのデメリットが大きいから最後にしか使えなかったけどすごい威力だったなぁ」

シルクは最後の魔法の威力に自分でも驚いていたが、ふと思いだし結果を見た。


「結果は分かったけど、他の人がどれくらいなのか分からないからなんともいえないけど…」

シルクは153ウェーブ、撃破数847体、総被ダメージ253という結果で第1回イベントを終えた。

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