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モンスターボックス1

2人がトッププレイヤーについてエイルから聞いて一週間が経ち、遂に第1回イベントの開始日になった。


「シルク、大丈夫?このイベントでは魔法職はかなり不利になるってネットに書いてあったけど」


「まぁ、魔法職がベータ版のイベントで猛威をふるっていたからその調整みたいなことでしょ。私には秘策があるからいいけど」


「それって、箒以外にってこと?」


「そういうこと、それよりもとりあえず2人でAクラス入りするよ」


「はいはい、わかってるよ。そっちこそ、その秘策が失敗しないようにしてね」

シルクが言ったAクラスとは報酬のランクでありS~Fまであるなかの上位10%のことであり、このFLOのプレイヤーは約100万人いるため10万人以内に入るのが2人の今回の目標である。


「あと、どれくらいで始まるの」


「6時開始だからあと30分位かな。それよりもシルクは箒以外に何を持っていくことにしたの?」


「秘密だよ、それも秘策の1つだから」


「へぇー、面白いじゃん。じゃあ、楽しみにするよ。てか、他の人のイベントの姿は基本見ることができないから言っても別に良いじゃん」

ルーンの柄でもないノリツッコミにシルクは若干引いたものの、それだけルーンがうかれてることを感じていた。


「あっ、そうだ。ルーンは学校の課題全部終わらしたの?明後日から学校始まるよ」


「あー忘れてた。けど、まぁあれは2時間あれば終わるからいいか」


「さすがルーンだよね。あの量を2時間とか…私は全部で30時間以上は確実にかかったけど」


「まぁ、こんなときに便利だから頭がよくて助かったって思うよ」

こんな感じで2人で雑談しながら、イベントの開始時刻まで過ごしていた。


「もう少しで始まるけど、これからどうする」


「まぁ、体を軽く動かして待ってようか」

そう言って2人は立ち上がり、体育の水泳の授業の前みたいに準備体操をしながらイベント開始を待った。


「おっ、イベント開始まで残り1分になったよ」


「おーカウントダウンしてくれる感じなのか」


「広場に行ってみない。あとちょっとだけど、1分以内には行けるだろうし」


「いいよ。人がいっぱいいて楽しそうだし」

2人はすぐに広場に向かい、何とか人だかりができている広場の前にスタート10秒前に着くことができた。


「ルーン、カウントダウンしよう」


「いいよ、他の人もやるみたいだし」

2人は人が沢山いる広場でイベント開始のカウントダウンをすることにした。


「「5」」


「「4」」


「「3」」


「「2」」


「「1」」


「「0」」

2人や周りの人が0を叫んだ瞬間広場からは一瞬にしてプレイヤーは消え、イベントステージに全員とばされた。

次回からルーンとシルクの第一回イベントが開幕します。

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