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夜の噂話

2人は少し歩きエイルの店に着くと、店のなかを覗きまだやっていることを確認してから中に入った。


「エイルさん、来ましたよ」


「おーいらっしゃい、レベル上げ帰りによって来た感じかい?」


「いや…その…」

2人はエイルなら信用できると思い、今日あったことを色々と話した。


「ははは、ルーンちゃんは案外しっかり者だと思ったのに、あのダンジョンに行くなんて2人とも運が悪かったね」


「まぁ、確かに運が悪かったですね」

シルクは苦笑いをしながらルーンの方を見るともうそのことを気にしてないのか普通に笑っていた。


「あっ、そうだ。そのダンジョンのいい話を聞かせてあげるよ。ちょうど他のお客さんもいないし」


「何ですか、何ですか」

2人はダンジョンのことを少し気にしていたのでその話には2人とも興味津々だった。


「その2人が行ったダンジョンは僕の知る限り2組のパーティーしかクリアしてないこの二層の中でもトップクラスに危険なダンジョンなんだよ」


「えっ、じゃあ本当に誰も行かないようなダンジョンだったんですか」


「まぁ、そのクリアした2パーティーには僕よりも強いプレイヤーがいたしね」

エイルよりも強いプレイヤーとなると、本当に指で数えられるくらいしかいないためその難易度は2人にも想像がついた。


「でも、2人が出会った亜種に挑んだっていうパーティーもあったけどベータ版大会でベスト4までいったプレイヤー2人いる8人パーティーでもギリギリだったって言うし」


「えっ、あれに勝てた人たちがいるんですか」


「まぁ、そのプレイヤーたちが昨日証拠にその亜種のドロップアイテムを持ってきたし、本当だと思うよ」

2人はトッププレイヤーのスゴさを思い知り、少しそんな人たちに興味がわいた。


「そのトッププレイヤーさんってどんな人たち何ですか」


「さすがに他のプレイヤーのことは簡単に詳しくは教えられないけど、まぁベータ勢はみんな知ってるくらいのことは話してもいいよ」


「本当ですか」


「いいよ。もちろん重要なことは隠して話すけどね」

そう言って、エイルは立ち上がり店で一番安い指輪を8つ取ると2人の目の前に座った。

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