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一時決着

フィアはアリアが消えたことを確認すると、細剣をアイテムボックスに戻し杖に持ち替えた。


「ふぃ…フィアさんの細剣さばきがすごすぎる…」


「師匠、たしかフィアとは親戚って言ってましたよね。何なんですか、あの細剣さばき…ステータスさえ同じならツクヨミ様にも劣らない剣戟でしたよ」


「まぁ、あれは私と同じリアルの力、PSだよ。ブランにはあまり関係無さそうだけど」

ルーンはそう言うと自分宛にシルクからメッセージが届いていたのに気づいた。そのメッセージを開いてみると内容は外の敵をフィアさんが事前に全て排除していたというものだった。


「リーダー、とりあえずこれからどうする?氷壁も玄関も壊されてるから危険な状況だ」


「はい、わかっています。では、フィアさんは1階に行って壊された箇所の氷壁と玄関の修復、シュウさんは一応のために同行してください。アヤメは食堂で万が一襲撃を受けていないかの確認、私とブランで屋敷全体に敵が潜んでないかの確認を迅速に行ってください」


「「「「了解!」」」」

この後、どのメンバーも異常を見つけることなく氷壁などの修復を完了させ、長かった3日目の夜を越した。


「ふぅ…疲れたよ。ルーン寝ても良い?」


「うん、良いよ。今日の日中は特に動くつもりは無いし、最低でも日中は【蒼空学園】の襲撃は無いはずだから」


「やった~。やっと、寝れるよ~」

ルーンがそう言ったので疲労マックスだったシルクとアニは早々に隣の仮眠室に入っていった。


「でも、現場では言わなかったけどフィアさんの攻撃凄かったよな。どうやったら、あんな一瞬で距離を詰めることができるんですか?AGIもそこまで高く無いはずなのに」


「それは、スキルとあの細剣の付与効果のお陰かな。スキルの方は詳しくは言えないけど、細剣の方は良いよ」


「あっ、それ私も気になるから見ても良いですか?」


「うん、もちろんだよ」

フィアはそう言うとアイテムボックスから細剣を取り出して2人に見せた。


【氷帝の細剣】

【STR+40】

【INT+40】

【氷属性付与】

【攻撃スキル氷属性付与】


「ん?単純にステータス上昇がお化けなのはわかりましたけど、武器の効果が攻撃に氷属性が付与って…それだけでどうこうなるものじゃ無い気がするんですけど」


「まぁ、それが有効的に私のスキルに働きかけるってことだよ。それに関しては秘密だけどね。さぁて、私も疲れたし寝ちゃおうかな」

フィアはそう言うとアイテムボックスにさっさと細剣をしまい、隣の仮眠室に入っていった。

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