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第4回イベント2日目4

ルーンはキョウヤ、ライカとの取り引き現場から早々に立ち去り、拠点に帰る途中で少し休んでいた。


「はぁはぁ…さすがにマップ全体を走り回って、あの人数との戦闘…シルクの言う通り無理しすぎは良くないか」


「でも、ここまでやったから私が寝ても1日の安全はかなりの確率で保証されたんだよね」

ルーンはそう思うことにして、自身の今までの行動をとりあえず正当化して褒め称えた。


「よし、さぁて帰って寝ますか…っと、その前にシルクにもうすぐ着くってメッセージ送っておこう」

ルーンはそう言って、シルクに必要最低限の文字数でメッセージを送った。






ルーンは約10分後、拠点を囲う氷壁の場所に着いたところでシルクにもう1度メッセージを送った。


「お~い、ルーン!」


「あっ、シルク!って、私がメッセージ送ったのは今さっきだったんだけど…」


「ルーンが大体10分前に送ってきたメッセージを確認したあと、エイルさんに見張りのついでにルーンを探して報告をもらってたからね」

シルクは自慢気にルーンにそう言いながら、箒をゆっくりとおろした。


「あぁ、なるほど…シルクもかなり頭と仲間を使えるようになったんだね」


「ルーンが頭良すぎる上に仲間の使い方が上手すぎるだけで、私でもそれくらいは元々できるよ!」

シルクはルーンに軽くツッコミを入れると安堵の表情を浮かべ、ルーンを乗せて箒で飛び立った。


「それで、どんな感じの成果だったの?」


「とりあえず、まわれるところは全部まわってある程度法則がわかったからあとは、その法則に従ってクランの拠点を印しておいたって感じ」


「たしかにそれなら効率良くマッピングできるね。さすが、ルーンって言ったところかな」

ルーンの話を聞いたシルクは改めてルーンの純粋な人間としての能力に感心した。


「お帰り、予定通りにことを済ませて帰ってきたって感じだねルーンちゃん」


「はい、フィアさんも色々とありがとうございます。これから私は何時間か寝るのでフィアさんとエイルさんの2人を中心に各自シフトを組んで警備にあたってください」


「オッケー、それじゃあ残りのことは私たちに任せるってことで良いよね?」


「はい、ただし夜まではこのクランのクリスタルの守護を最優先にしてください」

ルーンはそう言うとシルクにマッピングをして印をつけたマップを手渡して仮眠室で睡眠をとることにした。

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