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蒼空学園

3人が【蒼空学園】のことを話題に話している同時刻、3層にある大きな屋敷の一室で眼鏡をかけて整った短髪黒髪といういかにも優等生風の男が悩んでいた。


「はぁ、どうしたものか…」


「キョウちゃん、キョウちゃん、どうしたの?そんなに悩んじゃって」


「ライカのうざがらみに嫌気がさしたんだよ。そうだよねぇ、キョウちゃん」


「お前らのうざがらみにはいつも悩んでるっつーの。あと、キョウちゃん、キョウちゃんってしっかりキョウヤって呼べよっていつも言ってるだろライカ、フゥー」

キョウヤのもとに現れたのはライカと呼ばれる金髪サイドテールの少女とフゥーと呼ばれる緑髪サイドテールの少女であった。彼女たちは髪と目の色とサイドテールの左右でしか見分けがつかないほど瓜二つである。


「それで、キョウちゃんは何悩んでたの?」


「はぁ、もうキリ無いか。今回のイベントについて悩んでたっていうか考えてたんだよ」


「イベントについてって具体的には?」


「あぁ、今回のイベント開始してもうすぐ1日が経とうとしてるが、プラチナ以上のコインの発見例がない。うちのクランの奴らからの発見報告が無いのもそうだがネットにも報告が無かった」

2人は真剣に悩んでいるキョウヤを見てライカは笑い、フゥーは一緒に考えた。


「ははっ、キョウちゃん考えすぎだよ。どうせ貴重な情報だから口止めされてるか、本当にただドロップ率が万人単位が1日中探しても見つからないほどなんだよ」


「たしかにライカが言う口止めはありそうだけどさすがに極低ドロップ率は無いと思うよ。私は厳しい条件付きなのか、最終日だけドロップするとかだと思う」


「なるほど…良い意見をありがとう。もう、コイン集めに戻って良いぞ」

キョウヤがそう言っても2人は特に言うことも聞かず、ライカはソファでゴロゴロし、フゥーはお茶を飲むためにお湯を沸かしていた。


「お前ら…どうしていつも俺の部屋に居すわる?」


「えぇ、いいじゃん別に。ここ落ち着くんだもん」


「まぁ、そうだね。それにこの部屋にはたくさん美味しいお茶があるからなぁ。今日は何にしよう?」


「はぁ、うちのエース2人がそんな調子でどうするんだよ。うちはまだゴールドコインはクラン全体で俺が手に入れた1枚だけなんだから…」

キョウヤがそう言っているなか、ライカとフゥーはそれぞれ金色のコインをキョウヤに見せるように出した。


「私もお姉ちゃんもここにくる前に1枚ずつ手に入れたんだよ。ほれほれ」


「ライカ、煽るのは止めなよ。でも、これで文句は言われる理由は無いよねキョウちゃん」


「そーだそーだ」


「うぅ…はぁ、しょうがない。明日から頑張れよ【轟雷の剣神】さん、【暴嵐の剣神】さん」

2人はキョウヤがそう呼ぶのは珍しいので思わず笑ってしまった。

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