絶氷の女王3
一方でシルクはフィアに攻撃をしかけていくが、簡単に躱されてしまっていた。
「うっ…【ファイヤーホーミング】【トリプルランス】」
「あー、もう鬱陶しいなぁ!【クリスタルプリズム】」
「くっ…どの攻撃も攻撃力は高いし、スピードも速いし、範囲も大きいし避けるのでも辛いな」
「ふぅ、こんなもので良いかな?じゃあ、始めますか!【絶氷の揺り篭】」
フィアが魔法を唱えた瞬間フィアを中心として覆うように氷の球体が現れた。
「ヤバイ!シュウくん、同時使用できるならスキルを更に重ねて!アニちゃんはシュウくんのスキルの強化と持続性のある回復スキルをお願い!」
「了解!【ドームシールド】【マジックバリア】」
「分かりました。【バリアディフェンスアップ】【ティターニアリジェネ】」
エイルの指示のもとシュウは更に範囲防御スキルを使用し、アニは持続回復スキルと防御力アップスキルをシュウのスキルにのせた。
「エイルさん、だから何がくるんですか!」
「申し訳ないけど説明してる暇はない、見てたらわかる。あと、ルーンちゃんはシュウくんにできるだけMPを分けてあげて。そうすればこの盾もそう破られないから」
そんなことを言っている内に氷のなかにいるフィアが少し動きだした。
「シルクちゃん、もう氷属性の魔法使って!」
「わ、わかりました【アイスボール】」
シルクは一応フィアが入っている氷の球体に放ったが傷1つつかず、遂にフィアがスキルを使ってきた。
「これで終わりにする!【氷結解除】」
「へ?」
フィアは使ったスキルによって覆っていた氷をバラバラにして弾けとばし、次の瞬間フィールドにあった氷全てがバラバラになりホーミングのようになって5人を襲った。
「こんな氷片受けてもこのローブがあれば…ぐはっ!」
「うっ…!何これ…これ魔法じゃな…かはっ!」
シルクがくらわないはずのダメージをくらい、たった2発の氷弾でシルクのHPは0になった。
「なんで、シルクがダメージくらって…」
「ルーンちゃん、とりあえずそれはあと!今はあの氷弾を撃ち落とすよ!」
「は、はい【シャドウカッター】【シャドウカッター】」
「【矢の雨】【錬金術師】【フレイムスナイプ】」
ルーンとエイルは襲ってくる氷弾を撃ち落とそうとするも、全ては撃ち落とすことはできずほとんど全ての氷弾がシュウの防御スキルで受けることとなった。
「ぐっ…エイルさんヤバイです。もう俺の防御スキル2つ目も破られかけてます」
「しょうがない。ルーンちゃん、撃ち落とすのをやめてシュウくんにMPを分けて」
「了解です【MPパサー】【月光浴】」
ルーンはシュウに自分の全てのMPを渡すと【月光浴】で自身のMPを全回復させた。
「エイルさん、これはシュウの防御スキルだけ耐えしのげる量の氷弾じゃないですよ」
「うっ…仕方ない。全員で散りましょう!この氷弾を避けるも受けるも残ったやつがフィアにダメージを与えよう!」
「そうだね。ボクはルーンちゃんの提案にのるよ」
「じゃあ行くよ。シュウくんスキル解除!」
エイルの指示で残りの防御スキルをシュウが解除した瞬間、4人は四方に散っていった。




